世界のおいしいを知る料理人が選ぶ。 素材への愛が溢れる「おやつ」2品
世界や日本を巡り、たくさんの美食に触れてきた出張料理人の岸本恵理子さん。おいしいに敏感な岸本さんがときめいた、おやつのお話です。
岸本恵理子/きしもとえりこ
広告代理店勤務後、イタリア各地のレストランで3年間の修業を積む。帰国後は個人宅への出張料理、 イベント出店、広告や映画での料理製作、レシピ監修など活躍中。 Instagram:@eritin_on_the_earth
差し上げ菓子『琴松堂』の<ゆずっ子>
幼い頃から、日本各地のさまざまな土地で暮らした背景をもつ岸本恵理子さん。大人になってからはイタリアで修行を積み、さらに旅行の経験も豊富。その土地ならではの食体験を通して、自身の料理で表現しています。差し上げ菓子の定番は、幼少期に過ごしていた愛媛の伝統銘菓。
「一口で食べられる、ゆずっ子。日持ちもするし、気取らない素朴さが相手にも気を遣わせない。でも、とってもおいしくて、『これ食べよう』と広げたら、みんなで話しながらポイポイ食べてしまいます。誰に差し上げても、みんなファンになります」
『琴松堂』の<ゆずっ子>
住:愛媛県喜多郡内子町小田119
電:0892-52-2045
普段のおやつ『パリセヴェイユ』の<クイニー・アマン>
そして、大好きなおやつは、創業時から家族で通ったという人気スイーツ店のクイニー・アマン。「バター愛に溢れる私の大好物です。キャラメリゼのサクサクとした食感のあとに、バターのおいしさがじゅわっと広がります。
買ってすぐ食べられるのが、自分用のおやつの特権。焼き上がりが一番おいしいので、できるだけ早めに食べるのがお決まりです」
『パリセヴェイユ』の<クイニー・アマン>
住:東京都目黒区自由が丘2-14-5
電:03-5731-3230
『クウネル』2023年5月号掲載
写真/近藤沙菜 取材・文/阿部里歩
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『クウネル』No.120掲載
センスのいいあの人の愛用品
- 発売日 : 2023年1月20日
- 価格 : 980円 (税込)