韓国発のレザートートでたっぷり荷物も余裕のこなれ見え!【おしゃれ達人のバッグの中身】

おしゃれな方のバッグとその中身を紹介する連載。今回は、PRやブランディングなどを手がける株式会社『Soldum』代表・深澤絵さんが登場です。愛用のお仕事バッグと、その中のグッズを整えるための工夫も伺いました。
ベストな幅感で使いやすい、韓国発のレザートートバッグ
複数の企業と関わるマルチワークスタイルゆえ、常に大荷物で移動しているという深澤さん。荷物が多く入れ替えが大変なので、お仕事バッグはひとつと決めて、それを使い倒すのが大前提なのだとか。
「丈夫さと容量があり、雰囲気のあるデザインで自分のファッションにも合う……というのが理想。ただ、簡単には見つからないので、“これだ!”というものに出合ったときには、即買いが鉄則です」

韓国発ブランド『reveniomaker』の〈OT02 BLACK〉は、表面のシボが独特の存在感。「使い込むうちにレザーがなじみ、シボの雰囲気も変化してきました」
愛用するのは、韓国のセレクトショップでたまたま見つけたという『reveniomaker』のレザートートバッグ。イメージ通りのサイズ感とデザインは、まさに“出合い”だったそう。
「縦長のデザインは結構あるんですが、これは横幅もしっかりとあるのが理想的。その幅感でバッグの中に余白ができて、ノートやパソコンなどの向きを気にせず入れられるところが気に入っています」

「マチが広すぎると人にぶつかったり、お店の中で物を倒してしまうことがあるので、このくらいがちょうどいいです」
もともと存在感と主張がある「大きめバッグ」のスタイリングが好きという深澤さん。「これはレザーなのでまあまあ重いんですが、以前使っていたバッグも重めだったので(笑)、あまり気にならないです」
バッグから取り出しやすいよう、愛用グッズはポーチで色分け
バッグは黒が定番なので、持ち歩くアイテムは取り出しやすいよう、黒以外のカラーをセレクト。

パソコン:長年愛用しているレザーのケースに入れて使っています。
お財布:『コム・デ・ギャルソン』のもの。カード類をたくさん入れたいので長財布派です。
名刺入れ:この『ボッテガヴェネタ』は、中に仕切りがあって収納力抜群。
サングラス:イタリアの老舗ブランド『LOZZA』のサングラスを愛用しています。
大きなバッグの中からお目当てのものが取り出しやすいよう、グッズの収納にはナイロンポーチを活用。サイズと色は違っても同じデザインなので、こまごましたものもすっきり整います。
「表参道の『MoMA Design Store』で購入した旅行用ポーチのセットを使っています。ぱっと見て識別できるよう、色はポップに。中身はコスメや仕事アイテムなど、だいたい3種類に分けています」

2007年にアメリカで誕生したエシカルなバッグブランド『BAGGU』。万能ポーチ〈Baggu Goポーチ バケーション カラーブロック〉はS~Lの3個セット。※写真はLサイズ
一番大きいサイズのポーチには、クリアケースや本、ちょっとしたグッズなど、分けにくいものをまとめてイン。
本:いま読んでいるのは、小川糸さんの「食堂かたつむり」。
アンクルウォーマー:シルクを中心にラインアップする『DRESS HERSELF』の〈アンクルウォーマー〉。職場でも出先でも、エアコンで冷えたり雨に濡れてしまった時など、これで足首を温めると快適。シルクの肌触りも心地よく、手元にも使えます。コンパクトで持ち歩きにも便利。
キーホルダー:卵型のコルクは、海外のホームセンターの釣り具売り場で見つけたもの。大きくて目立つので、これをカギに付ければ失くさないはず!と思って買いました。〈AirTag〉も付けてはいるんですが……(笑)。タヌキの土鈴がかわいいクリアキーホルダーは、熱海のお店で購入。

オレンジカラーが目立つ中サイズには、仕事用ノートを入れています。
ノート:対面でのコーチングセッションの仕事があり、その際はパソコンではなくノートを使用。ノートはクライアントごとに分けているので、いつも数冊を持ち歩いています。

一番小さいポーチは、体を整えるグッズを。
パフューム:『Aesop』のロールオンタイプ〈マラケッシュ インテンス パルファム〉。少し香りが強いのですが、打ち合わせなどで先方にリラックスしていただいたり、気持ちよくお話していただきたいので、香りOKの場合はさっとつけていきます。
プロテイン:『VITAS』のEAA(必須アミノ酸)は、ジム通いのお供です。

ジム通いにも便利なポップカラーのエコバッグ
ポップなデザインのエコバッグは、「京都に行くと必ず立ち寄る」という、セレクトショップ『keiokairai』で購入。
「ジムに行くときは、この中に着替えなどを入れて持っていきます。使い勝手がいいので、色違い(黒)も買いました」

アートブックや雑貨を展開する『CLASSIC Paris』のエコバッグ。
ご覧の通り、オンの日はたくさんの荷物とともに行動している深澤さんですが……。
「休日に外出するときの持ち物は、可能な限りスマホだけ。本当は普段から一番小さいポーチくらいの荷物にしたいんですよ、私も(笑)。でもそれはやはり難しいので、デザインや色、香りなど、好きなものを揃えることで、気分も上げていけたらなと思っています」
撮影/園山友基、取材・文/松永加奈