物を入れると平面から立体に変化!長年使ってもキレイ『BAO BAO ISSEI MIYAKE』のバッグ【おしゃれ達人のバッグの中身】
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センスのある方のバッグとその中身を紹介する連載の第26回目。今回は、自社アトリエで、生地作りから縫製・染色まで一貫生産する『FACTORY(ファクトリー)』の企画・パタンナー、遠藤亜実さんに、愛用のバッグとその中身をご紹介いただきます。
荷物の多さもおしゃれに変える万能バッグ
「心配性なので予備の持ち歩きが欠かせず、いつも荷物がすごく多いんです」と話す遠藤さんご愛用のバッグは、〈BAO BAO ISSEY MIYAKE〉。
「見た目のイメージ以上に物が入り、丈夫です。小物でスタイリングにパンチを効かせたい気分のときにこのバッグがハマり、7年ほど前から使っています。汚れても拭けるため、ピカッとした綺麗な状態を長く保てるところも魅力です」
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中に入れるものを減らし、二つ折りにしてクラッチバッグ風に持つこともあるという〈BAO BAO ISSEY MIYAKE〉。表面のツヤ感で古びた感じがしないところも◎。
仕事のマストアイテムであるiPadや、少し大きめの水筒も収納でき、底が深すぎないので荷物の出し入れがラクなのだとか。
「関節(三角ピースの組み合わせ)が多くいろんな曲がり方をするので、持ち方や入れ方の自由度が高いところもお気に入り。スーツケースに収まりやすく、旅行先でも活躍しています」
小物やポーチは傷がつきにくい素材をセレクト
携行品には、バッグの中であまり傷つき合わない素材や、汚れが目立たないものをチョイス。増える小物はポーチで小分けしているのだそう。
「もともとの心配性に加え、3.11から備えが加速しました。特に色が薄いものは汚れやすいのでポーチへ。でも今回見直して、結構持ち物が傷ついていることが分かりました。まだ改善の余地がありますね(笑)」
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(左から時計回りに)
キーケース:『イルビゾンテ』のもの。エッフェル塔のチャームはラッキーカラーの黄色を。会社のスタッフみんなお揃いで持っています。
レザーポーチ:誕生日に頂いた『コムデギャルソン』のポーチをアクセサリー入れに。10年ほど使用していますが本当に丈夫で、使い込んだ革の雰囲気もとても好きです。
お財布:『メゾンマルジェラ』のミニ財布。小さくて嵩張らず、手の平に収まるサイズ感です。荷物が多いので財布は小さめに。
名刺入れ:『yorioshow』のカードケース。こちらにもラッキーカラーの黄色が入っています。
iPad:仕事の相棒です。ケースはドイツのスマホアクセサリーブランド『LAUT』のもの。
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(写真左から)
ヘアバーム:美容師さんおすすめの「O」のナチュラルバーム。髪以外にもオールマイティに使えるので便利。
香水:日本人にあうニッチフレグランス『サノマ』。〈3-17|早蕨〉を愛用中。
リップ:『エルメス』のリップクリームと『オーブ』のタイムレスカラーリップ。冬なので赤みがあるブラウン系を。
ポーチ:ニットブランド『SUTOOH』の天然素材の手編みのポーチにコスメを入れています。
ピアス:『ルメール』のゴールド、プラチナは錆びないのでかなり重宝しています。
メイクコンパクト:『THREE』の〈シマリング グロー デュオ〉。ハイライトとチーク、クリームシャドウにもなる優れものです。鏡付きで便利。
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(写真左から)
ボトル:『Swell』のステンレスボトル。健康のために温かい飲み物を常備。ブレンドしていただいたお茶をいれています。
メガネ:少し目が悪いので使っている、10年選手の『アイバン』。
キャンディー:集中力が切れたときに糖分を補給するため、常備しています。巾着は『ルメール』。
AirPods:『MAISON de SABRE』のケース。イニシャルの刻印入りです。
オンでも使えるグラフィックなデザインのエコバッグ
遠藤さん愛用のエコバッグは、仕事にも使えるタフでシンプルなデザインが気に入っているという、オランダのグラフィックデザインスタジオ『Experimental Jetset』のトートバッグ。
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「パリの本屋さんで購入しました。レタリングとグラフィックのバランスが良く、仕事でも気負わず使えるちょうどいいデザインです」
目下、できるだけ荷物をコンパクトにすることを目標にしているという遠藤さん。
「充電器は1つで大丈夫だろうかと悩んだり、出張や旅行の前に"このコーディネートにはこっちのバッグの方が合うかも……"と迷ってしまうタイプなんです。兼用できるように頑張っているものの、コーディネートが失敗すると気分が上がらず、自分にとっては不測の事態なので、なかなか難しいんですよね。もっと身軽に、荷物をすっきりまとめられるようになりたいと思っています」
取材・文/松永加奈