パンクな70代!ルールや常識にとらわれないファッションの浅野順子さん【わがままおしゃれコーディネート】

自由に〝わがまま 〟に、着ることの喜びとときめきに年齢は関係ありません。 常識にとらわれず自分らしい装いを楽しむ女性たち、とびっきりのかっこよさです。浅野順子さんにお伺いしました。

ちょっとパンクでセクシーに、 自由自在に着ることを楽しむ。

「ファッションってやっぱりセクシーであることが大事って思うのよね。セクシーと言っても、女っぽいとか男っぽいとかいう意味ではなくて、自分らしく自由に、っていうことかな」

フーディパーカーにニットを組み合わせたジャケットとイアーマフつきのハットは『desertic』 のリメイクアイテム。パンツは 友人からのプレゼント。ヴィンテージのシェルネックレスと。

浅野順子さんのコーディネートを見ればその言葉になるほどと納得がいきます。ルールや常識にとらわれることなく、自分がいいと思うもの、気分をよくしてくれる服を選ぶ。ハイとかローとか、ブランドのステータスを気にかけることなく、生きることの大切な一部として着ることをエンジョイするのが浅野さん流です。

自分でリメイクしたジャケットにジャンパースカートのデニムオンデニム・コーデ。ワイルドなチェーンネックレスはネットで見つけたプチプライスのもの。「軽くて雰囲気もぴったり」

若いころに古着の店を経営していたこともあり、針仕事はお手のもの。右ページのデニムジャケットは自らリメイク。やはりリメイクのロングジャンパースカートと合わせて、長身、ロングヘアの浅野さんの意志的な雰囲気とぴったり。

右はプレゼントされた『グッチ』。レザーバングルともども、浅野さんらしい存在感がたっぷりです。

どこかに遊び心のあるアイテムが好み。ラインストーンが輝くバッグはシンガー・Charaさんに贈られた。

お気に入りのニットジャケット は洗濯を重ね、シュリンクしているけれど、「それも味」。ロンドンの骨董市で買ったハットは 大きなボンボンが印象的。『ドクターマーチン』のブーツと。

「昔のようにお腹を出したりする服はさすがに着なくなったけれど、パンクなスピリットが今も好きなんですよね」

PLOFILE

浅野順子/あさのじゅんこ

この秋冬の〈ロエベ〉のモデルとして素敵なコート姿を披露した浅野さん。60代を過ぎてから独学で絵画を学び、画家として活躍している。新作展も準備中。俳優の浅野忠信さんの母。

『クウネル』2024年11月号掲載 写真/目黒智子、 取材・文 船山直子

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この記事の
プレミアムメンバー

浅野順子

1950年生まれ、神奈川県横浜市出身。日本とスウェーデンのダブル。独学で絵画を描き始め独特のスタイルで創作活動を続け、2013年63才で初個展【Junko Asano Exhibition】nuisance galerie以来個展を多数開催。現在もnew challenge進行中。

『クウネル』NO.129掲載

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