【アンコール企画】元ミス日本・伊藤千桃さんの捨てないおしゃれ。着なくなった着物をリメイクして日常使いに

『型紙なしでまっすぐ縫いの着物リメイク』¥1,540/日本ヴォーグ社 松下純子さんが提案する「型紙なし」「まっすぐ縫うだけ」の簡単リメイク。

松下純子さん Wrap Around R.
https://w-a-robe.com/

受け継いだまま、全く着ていない正絹(シルク)の絣の袷(裏地のついた着物)。洋服とは異なり、着物は裏地にも上質な正絹が使われているので、表裏ともにリメイクが可能。

袷の絣の着物をデニムと相性のいいチュニックに。「生地が柔らかいので着心地がよく、夏場は一枚で着ていました」

着物の反物幅を生かして作るのではさみをほとんどいれずに完成しました。

寝室の和箪笥には着物がぎっしり。「虫食いを防ぐために、たとう紙に包んでしまっています」

虫食いだらけだった単衣の着物がスカートとバッグに! 染みや虫食いがある状態の悪い着物でも、継ぎはぎしたり、接着芯で補強したり、工夫次第でリメイクできます。

6~9月に着る麻素材の絣の単衣(裏地がない一枚仕立ての着物)。全体的に虫食いはあるが、絣の柄のおかげで目立ちません。

反物幅の生地を六枚はぎ合わせ、ウエストを絞るだけで完成。麻はハリがあり、ボリュームが出やすいのでウエストに細かくタックを取ってシルエットを調整しました。

ハリのある麻生地なので、厚手の接着芯を貼って補強すれば、バッグ類にもリメイク可能。貴重品が収まる小ぶりサイズのポシェットは、犬の散歩や近所への買い物に便利。

トートバッグは、週1回通っているインドネシア語の教室用に、A4のテキストが入るサイズに。筆記用具やポーチ、携帯などを分けて収納できるよう内ポケットをつけ、さらに財布やハンカチが取り出しやすいように外ポケットも完備。

親族から受けついだり、若かりし頃の思い出が詰まっていたり、高価で大切なものだからこそ、しまいこんで箪笥の肥やしになりがちな着物。伊藤さんはリメイクして普段の ...[続きを読む]

取材・文/坂口みずき

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伊藤千桃

1950年ジャカルタ生まれ。インドネシアと日本のダブル。「桃花源」の屋号で、神奈川県・葉山の自宅をベースにお弁当ケータリング、バーベキューサービス、民泊などを行う。著書に『千桃流・暮らしの知恵』(主婦の友社)が。
Instagram:@toukagenhayama

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