パリのおしゃれさんのクローゼット。垢抜けの秘訣は華やかなスカーフやアクセサリーにあり

大人気のパリスナップ。メイクアップアーティストのルイーズ・ヴェトリッヒさんさんに「1軍服」を見せていただいた、60歳目前でも攻めたおしゃれ!メイクアップアーティスト超洗練のデニム3スタイルに続き、今度はクローゼットの中身を拝見。パリのファッショニスタが頼りにしているおしゃれ小物は?

衣替えをしてもラックには1軍服。

ドリスヴァンノッテン』のパンテール柄のトップスに自分で作ったデニムの巻きスカート。「気に入ったものに出合えず、生地を買って作りました」。大学でファッションデザインを学んだので、洋服の縫製はお手のものだとか。

洋服は自らが作ったクローゼットに収納。ここにはシーズンの1軍アイテムを揃え、季節ごとにトランクルームに収納した服と入れ替えています。

「コーディネートがクラシックすぎると老け見えする気がして、適度にコンサバを崩します。黒も着なくなりました。華やかなスカーフやアクセサリーを顔周りに使い、健康的に見せます」

自分で作ったクローゼット。ハンガーラックの後ろにもフックをつけ、ハンガーにかからない服を収納している。

首に巻いたり、頭に巻いたり活躍の場が多いスカーフ。必ず1枚はバッグに忍ばせている。これはすべて蚤の市で購入したもの。肌の色を明るく、美しく見せる効果があるので、ローズカラーや赤を選ぶそう。

25年前から大切に履いている『バレンシアガ』のビジューパンプス。

「ストーンもシルエットも美しく、このパンプスを眺めているだけで幸せになります」

コーディネートのスパイスになる小物たち

すべて『バレンシアガ』。アクセントになるネオンカラーのピンクやイエロー。左は最近購入したデニム素材のポシェットタイプ。

コスメポーチにも『バレンシアガ』のポシェットを利用。

細かなストライプ柄のシャツが好み。左から、縦横のストライプを組み合わせた『UWE』(ユニフォームブランド)のシャツ。襟がアクセントの『バレンシアガ』のシャツ。『スール』のフロントボタンシャツ。

昔から『アディダス』のスニーカーが好き。シンプルなデザインで色はオレンジや赤など明るい色をチョイス。オレンジカラーのスニーカーは、ヴィンテージ風のニュアンスを添えてくれるのでお気に入り。

ラインストーンのブローチは蚤の市で見つけたもの。ラインストーンのイヤリングは『H&M』。ゴールドのイヤリングは『ジルサンダー』。奥のブルーは『ドリスヴァンノッテン』。

PROFILE

ルイーズ・ヴェトリッヒ/Louise Wittlich

メイクアップアーティスト 59歳。南ドイツ出身。29歳でパリに渡り、メイクアップアーティストとしてのキャリアをスタート。マリ・クレール誌などで活躍しながら、2023年にコスメブランド「ルイーズルイーズ」を設立。https://louiselouise.com

『クウネル』9月号掲載 写真/篠 あゆみ、コーディネート/鈴木ひろこ、文/今井 恵

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『クウネル』NO.128掲載

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