『kiki to kiki(キキ ト キキ)』は、堀川波さんと、台東区にあるライフスタイルショップ『itonowa Life（イトノワライフ）』の店主・渋谷有美さんで始めたブランド。

ブランド名には、「嬉々日々着れる服」という思いが込められているのだとか。
「嬉々という漢字が女の人が喜ぶということにキュンとときめき、嬉々な私たちが楽しくなる洋服を、嬉々なみなさまに届けたいという気持ちを込めています」と堀川さん。

小柄な方も、長身の方も、ぽっちゃりさんも、ほっそりさんも、どんな方にも楽しんでいただけるタイムレス、エイジレスな洋服を作っています。

「どんな体型の方にも似合います！」と豪語する堀川さんと渋谷さん。そのためにした工夫を渋谷さんが解説してくれました。

「ぽっちゃりさんにとっては、とにかくお尻周りのサイズ感と身幅が重要になってくるのですが、ぽっちゃりに合わせたサイズ感でありつつ、ほっそりさんが華奢＝貧相にならないようなシルエットをすごく意識しました。

歳を重ねると細い方は、貧相に見えてしまうことを気にされていることが多い気がするので、首周りなどは苦しくない程度に詰まったデザインに。　肩を落としたデザインにすることで、どんな方にも会うサイズ感に」

ボトムは適度なボリューム感（ヒップラインがペタンと見えすぎないように）、下腹部はタックを入れることでスッキリとしたシルエットになるようにしました。

着丈にもこだわりがあり、「背が高い方が短く感じすぎないけど、背が低い方がやぼったく見えない丈」を攻めたそうです。

「キュロットは子供っぽくなりすぎない着丈になるよう、また股上を深くすることでぽっちゃりさんが楽ちんに履けるのはもちろん、履く位置を変えやすくしたのもポイントになっています！」

す、すごいありがたいこだわりがいっぱいです！

セットアップは本当に便利！という堀川さん。「それだけでコーディネートが決まるので色合わせなど考えなくていいんです。靴下や小物で遊んでもセットアップでまとまりがあるのでごちゃごちゃ見えないし。合わせる小物次第で、よそゆきの雰囲気やキチンと感もでるので、かなり使えますよ」

ワンピースも堀川さんと渋谷さんの「推し」アイテム。

「様々なコーディネートが楽しめるように、長い期間楽しめるように、生地の厚さにもこだわりました！適度なハリ感はあるのに、ボリュームは出過ぎず、厚手すぎないので秋から初夏まで楽しめます。袖口にはスリットをいれて、肘まで上がるとパフスリーブの五分袖のようにも楽しめます。もちろんそのまま長めの袖口を楽しんでも◎。一折りしてダブルカフスのような袖口も楽しめます」

最後に…、堀川さんにとっておしゃれとはなんですか？
「自分の見てもらいたい自分らしさを纏えるもの。いくつになっても元気で可愛くありたいですね！」