甘くなりすぎない“大人のピンク”の着こなし術とは?【ショップオーナー矢野悦子さん】
インディペンデントなセレクトショップ『September Poetry』オーナーの矢野悦子さん。1年中ほとんどピンクのアイテムを身にまとい、50歳になったことをきっかけにピンクヘアに。チャーミングだけど、甘すぎない。そんな絶妙なバランス感覚で、ピンクを着こなすコツを紐解きます。
くすみピンクと古着で甘さをおさえて
クローゼットの7割がピンク。1年を通してさまざまなトーンのピンクアイテムを使って、コーディネートを楽しんでいるという矢野さん。ピンクを着てない日は驚かれるというほど、ピンクの装いが矢野さんのアイコンになっています。個性を生かしながら、ピンクを着こなす秘訣とは?
「5年前に葉山に引っ越してから、着心地が良いラフなスタイルが定着しました。足元はスニーカーやバレエシューズ、夏はビーサンばかりです。作家さんのものやブランドものに、古着を合わせてミックスさせるのが好き。今日のピンクは、スタイリスト・小藪奈央さんのヴィンテージショップ『curios』で購入したヴィンテージのボトムスです」
「ピンクを着るときは、白やベージュのアイテム、デニムを合わせることが多いです。使う色数を2〜3色に抑えて、全体のトーンを統一させています。またお出かけするときは、ベージュ系や赤、ショッキングピンクなどのネイルをアクセントとして塗ります」
目を惹く、きれいなピンクヘア
長年続けていた黒髪のおかっぱヘアから、心機一転ピンクヘアに。初の全頭ブリーチに挑戦し、ピンクシャンプーできれいな髪色をキープ中です。
「癖っ毛なので、スタイリングは『ダヴィネス』のオーセンティックオイルを馴染ませて整える程度です。ピンク色に染めてからは、髪のパサつきが気になるので、美容師さんにおすすめしてもらった『ダヴィネス』のオイルと『オラプレックス』のトリートメントを使用してます」
PROFILE
矢野悦子さん
『Lamp harajuku』で21年間ディレクターを務めたのち独立。2022年にインディペンデントなセレクトショップ『September Poetry』を立ち上げ、国内外さまざまなアーティストの美しくユーモアな作品を取り扱う。葉山在住。
Instagram:@september_poetry
SHOP:https://september.theshop.jp/
写真/砂原文 取材・文/阿部里歩