スタイリスト歴25年。また、男女問わず500人以上のお客様に、コーディネートのアドバイスや、お買い物に同行し、アイテム選びのお手伝いをするファッションコーディネートサービスLiltin’(リルティン)も主宰し、幅広く活躍している植村美智子さん。
2021年はクウネル・サロンでの連載にて紹介いただいたアイテムが、次々に売り切れになるなど、植村さんのご提案を楽しみに待っていてくださった方が多いのではないでしょうか?そんな日々さまざまな名品に触れている植村さんに、2021年のベストバイをお聞きしました!
「のちほど紹介する“腰回りがタイトめなスカート”を、今年初めてレパートリーに加えました。腰回りがタイトになることで、苦手だった丸みのあるボリュームトップスも受け入れられるようになり、着こなしに変化があった年でした。そして、洋服でもなんでも、グリーンが大好きなのですが、グリーンは2021年の流行色。いろんな色味のたくさんのアイテムが出ていて、見ているだけでも楽しい1年でした!」
◆植村美智子さんが今年買ってよかったもの #1
大好きな「白カットソー」いろいろ
「もともと白のカットソーが大好きで、オールシーズン必要不可欠なアイテムなんですが、今年買い足したこの3枚ももかなり活躍してくれました!写真右のような無地タイプは、ニットやスウェットの下に着て、首元や裾から白を効かせる役割としても重宝しています。下に重ねるので、かさばらないようノースリーブが好み。『ジャーナルスタンダードレリューム』のワッフルノースリーブは、 首のつまり具合と丈感が、私が持っているアイテムたちと相性がよく、同じものを2枚購入しました。また、役割は少し違いますが同じシリーズの長袖も複数枚持っているほどお気に入りです!」
「そして、ロゴものもどーんと着ることはなく、さり気なく効かせるアイテムとして使っています。まずは、『Y(dot) BY NORDISK』のメンズサイズのTシャツ。ロゴTシャツは、メンズのほうが好みのものが多いのですが、 サイズ感的に背が低い私はなかなか着こなせません。でも、ジャンパースカートとならバランスよく着こなせることが多いので、バッグプリントを生かせる夏に活躍してくれました。そして、実は2代目になる『6397』のノースリーブカットソー。アイボリーのような色味、ネック具合、ロゴのデザインも大好きで、この1着がなくなったら困ると思っていたほど。4年くらい着続けて、同じものを探して今年新調しました」
◆植村美智子さんが今年買ってよかったもの #2
タイトめなスカート
「体型的にエレガント要素が強くなりすぎてしまうので、腰回りぴったりのタイトめなスカートをずーっと避けていました。しかし今年、『GANNI(ガニー)』の黒のスカートに一目惚れし試着してみたら、 いつの間にか、そのエレガントさが似合う年齢・顔つきになっていることに気づきました(笑)。そこからちょっと世界が広がって、自分の着こなしのレパートリーが増えていくのを感じています。ただ、シンプルなものだとやはり違う方向に行ってしまうので、『FRAMe WORK(フレームワーク)』のデニムタイトスカートのような、少しデザインのあるものが活躍してくれました」
◆植村美智子さんが今年買ってよかったもの #3
『紀州肌着』のインナー&腹巻き
「今年一番の新しい出会いは、こちらの『紀州肌着』のインナーです。お客様とのお買い物中に、伊勢丹で見つけました。私はものすごーく寒がりですが、肌が弱く、裏起毛のインナーに苦手意識がありました。しかし柔らかい綿混の風合いの『紀州肌着』のインナーは、ふわふわで着心地が良く、何よりとても暖かいです。 室内であればこれ1枚で過ごせそうなくらい。腹巻や5分丈のボトムも愛用しています!」
やっぱり優秀だった!
ドイツ生まれの『マワハンガー』
「引っ越しを機に、自宅のハンガーをすべて『マワハンガー』に変えました。実はずっと苦手だったのですが、仕事先で使う機会が多く、自分好みで傾斜を変えられることを知り、使い勝手の良さに気づきました。私が愛用しているのは、コンパクトな36cm幅のもの。肩にあたりが出にくいよう、掛けるアイテムによっては角度を下げて使っていますが、全体的にノンスリップ加工がされているので、滑り落ちたり、ネックラインが崩れることはありません。ボトムスハンガーのクリップタイプはセンタープレスのパンツ用。バネのタイプはその他のボトムスに使っています。ハンガーが揃って、無駄なスペースが減りクローゼットに収納できる枚数も増えました。見た目的にもスッキリで気に入っています!」
2022年も、植村さんの推薦するとっておきのアイテムをどうぞお楽しみに。