クウネル世代の女性たちは今、どのように過ごし、何を大切にしているのでしょう。暮らしを楽しむ方々の 人生を豊かに整えるものを、自撮り写真と共にお届けします。何かあるたびジュエリーを買い足し、 思い出を形にしているという井出さん。それぞれに物語がある、井手さんのジュエリーについてうかがいます。
仕事がうまくいったとき、離婚して気持ちがさっぱりとしたとき…。井手さんはジュエリーをひとつ、またひとつと買い足し、そのときの感情を形にしてきました。
「元はアクセサリーをつける習慣はなかったんです。ゴツゴツした指はコンプレックスだったし、何かをつけた状態は心地がよくないし。でも、指輪をしていると所作が優しくなるな~と思ったんです。あと、ゴールドを身につけていると運気が上がると聞いて、少しずつ集めるようになりました」
買うのは、何かの記念や旅行中、自分を奮起させたいとき、「これが必要」と思うものだけ。喜びも悲しみも、思い出を身にまとい、指先や胸元で光る石やゴールドをお守りにしています。
井手しのぶ /いでしのぶ
建築デザイナー
湘南エリアを中心にナチュラルな家づくりをする「パパスホーム」代表として長年活躍。 代表を退いた後、フリーの建築デザイナーに。
写真 井手しのぶ / 取材・文 鈴木麻子