『アニエスベー』がフレンチシックを教えてくれた。スタイリスト・福田麻琴さんのカーディガンプレッション
フレンチシックを教えてくれた『agnès b.(アニエスベー)』。 おしゃれの楽しさだけではなく映画やアートの世界まで。いつまでも変わることのない魅力に惹かれ続けています。
そんな『アニエスべー』を愛する、スタイリストの福田麻琴さんに話を伺いました。
今までも、これからもずっと手放すことはない名品たち。
〈カーディガンプレッション〉に重ねたのは、アニエスさんとパリでの対談時にサインを書いてもらった思い出深いTシャツ。手には写真集を。
人気スタイリストの福田麻琴さんが〝仕事の原点〟と語るのは、中学生時代に出会った『アニエスベー』。アメカジが主流だった当時、フレンチシックのエレガントな世界観に魅了され、ファッションの虜に。
「ブランドだけではなく、ロックでチャーミングなアニエスさんご本人は憧れの女性。パリのアトリエで対談が叶ったときも、子育てをしながら自分のやりたいことを貫く姿勢に感銘を受けました。アーティストを支援する活動も素敵だなと」
白の〈カーディガンプレッション〉をインナー感覚で。「デニムやトレンチコートなど自分らしいアイテムと重ねて」。
そんな福田さんが愛してやまないのは〈カーディガンプレッション〉。
「今回のスタイルは、10年来の定番。自分らしさを感じられて、着ると落ち着くんです。そしてアニエスさんがカーディガンを纏う姿を見るたびに、未来の自分もずっと着続けているのだろうなと想像が膨らみます。むしろ、シルバーヘアになったとき、赤のカーディガンがいま以上に似合うかもしれない!とワクワクしているくらいです」
2代目になる黒の〈カーディガンプレッション〉。「ジャケットのように羽織れて、きれいめなのに楽ちん。現代の女性にぴったりの一着だと思います」
教えてくれた人
福田麻琴(ふくだ・まこと)
スタイリスト
フレンチシックを軸にした等身大のスタイルが人気。現在はカナダに親子留学中で、東京との2拠点で活動。来年刊行予定の“50歳からの服選び”をテーマにした本を執筆中。
Instagram:@makoto087
agnès b.
写真/田辺哲平、取材・文/阿部里歩
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『クウネル』NO.136掲載
なにしろ「フランスびいき♡」なもので
- 発売日 : 2025年11月19日
- 価格 : 1,080円 (税込)