フランス旅行で買うべきお土産。在フランス歴20年がリピートするドラッグストアコスメやツウなサービス

ロクシタンのハンドクリームやラポマードのヘアクリーム

フランスに行く方、行く友達がいる方、買ったり頼んだりするお土産はフランスらしくて、ありきたりでないものがいいですよね?

パリとフランスにまつわる情報サイトTRICOLOR PARISを主宰する〈トリコロル・パリ〉のひとり荻野雅代さんが、フランスのドラッグストアなどで買える愛用スキンケア商品や、パリの老舗百貨店『ル・ボン・マルシェ』の素敵なサービスを紹介してくれました。過去の人気記事のなかから、「フランス土産」をテーマにおすすめを抜粋しました。

フランスのドラッグストアでリピートしているもの

パリのドラッグストア巡りはフランス旅行のお楽しみのひとつ。フランスでしか手に入らないブランドや日本よりも安く購入できるもの、お友達へのおみやげにぴったりのプチプラ商品などがたくさん並んでいるので、ぶらぶら眺めているだけでも楽しいですよね。今回はそんなドラッグストアやスーパーなどで買える、私が長年愛用しているスキンケアアイテムを紹介します。

『Argiletz(アルジレッツ)』のクレイパック

アルジレッツのクレイパック

100gで6€弱という価格も魅力。

よりお得な粉末状の袋入りもあるが、自分で溶く必要があり。

友人から薦められて以来、10年近く使っているクレイパック『Argiletz アルジレッツ』。クレイ商品のエキスパートとして知られる1953年創業の老舗メーカーで、多くの薬局やドラッグストアで販売されています。

私が愛用しているホワイトクレイのフェイスマスクは、チューブ入りのペーストで、乾いた肌に手軽に塗れます。あくまでも個人的な感想ですが、小鼻や頬の毛穴がきゅっと引き締まるのと、ちょっとした吹き出物が出来た時に使うと、翌日には状態が良くなっていることが多く、肌トラブルのお助けアイテムとして出張にも必ず持って行きます。

Dermophil(デルモフィル)』のリップクリーム

デルもフィルのリップ

私の愛用リップ(4€)はスーパーでしか買えず、薬局では成分の配合が異なる別のラインが売られている。隣はロクシタンのハンドクリーム。小さいサイズはリップと共にポーチに常備。

空気の乾燥が激しいフランスでは1年中リップクリームが手放せませんが、私のお気に入りはドラッグストアやモノプリなどのスーパーで買える『Dermophil(デルモフィル)』。

1917年の第一次世界大戦の際に、戦地に送りこまれた薬剤師のジョゼフ・ウザックが、兵士たちの肌の乾燥を緩和するポマードを作ったところから誕生した老舗ブランドで、商品はハンドクリームとリップクリームのみ。私が愛用しているのは〈Stick Réparateur Protecteur〉という特に乾燥している唇向けで、他の種類も試してみましたが、香りが無いこのリップを買い続けています。

冬の乾燥に備える最強アイテム

私の冬支度は、特にスキンケアやヘルスケアに力を入れます。乾燥が激しくなるこれからの季節に備えて先回りしておくと、体調や肌のコンディションをそれなりに保てるような気がします。

『Herve Herau』の La Pommade

ラポマードのヘアクリーム

少し粒が感じられるようなざらっとした質感で、指で伸ばしていくとなめらかになるのが不思議。

フェイスクリームは『Herve Herau』の〈La Pommade〉。ラ・ポマードとはフランス語で軟膏のこと。
このブランドはまだ日本ではあまり知られていない気がしますが、私はここ数年リピートしているアイテムで、まさに軟膏という言葉がしっくりくる粘度の高いクリームです。固く重めのテクスチャなのですが、指先で少し温めて顔全体に塗り広げていくと肌が本当にしっとりして、乾燥知らず。

夏の間は、毛穴が気になった時にだけナイトクリームとして使っていますが、今の時期は朝晩毎日欠かさず使っています。お値段は高級ですが、ほんの少量でかなり伸びるので意外と持ちが良いんです。

『Avril(アヴリル)』のヘアオイル

アブリルのヘアオイル

アヴリルはパッケージやラベルもシンプルで可愛い!オイルは14€

ヘアケアで欠かせないのがフランスのオーガニックブランド『Avril(アヴリル)』のヘアオイル。こちらも香りがほとんどなく、ある程度の重さのオイルなのでクセ毛のスタイリングに助かっています。アヴリルは薬局では買えませんが、パリに数店舗を構えるブランドで、スキンケア、ヘアケア、コスメとたくさんの商品が揃っていてパリジェンヌにも人気です。

老舗百貨店『ル・ボン・マルシェ』の素敵な名入れサービス

ちょっと特別感のある贈り物として、私がよく利用するのが名入れサービス。パリ左岸の老舗百貨店、ル・ボン・マルシェの最上階にある文具フロアには、その場で購入するノートや手帳に箔押しの名入れをしてくれるカウンターがあります。その名も、Atelier Embossage(エンボス加工のアトリエ)。

名入れしたモレスキンのノート

手帳の金額と3文字分の6ユーロがプラスされた価格表をレジに持っていくシステム。

取材・文/荻野雅代

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トリコロル・パリ

トリコロル・パリ

荻野雅代さんと桜井道子さんのユニット。パリとフランスにまつわる情報サイトTRICOLOR PARISを主宰。最新ニュースやカルチャー、旅行・観光情報をはじめ、さまざまな情報を発信している。初のエッセイ『フランスの小さくて温かな暮らし365日~大切なことに気づかせてくれる日々のヒント』(自由国民社)は6万5000部のヒットに。
https://tricolorparis.com/

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