浅田美代子さん×中園ミホさん仲良し対談/前編。夜遊びから来春の朝ドラ『あんぱん』まで、すっぴんトーク!

クウネル・サロンの大人気占い「福寿縁うらない」でもおなじみの脚本家・中園ミホさんがYouTubeで展開する「スナック・ミホ」。中園さんが「スナックのママ」に扮して、訪れるお客さんの悩みを優しく聞き、占いをベースによりよい方向へと導きます。

この日のゲストは、プライベートでも親交の深い女優・浅田美代子さん。来春スタートのNHK連続テレビ小説『あんぱん』で脚本家と演者として共演するお二人が、年齢を重ねても自分らしくチャーミングに過ごす秘訣や、運気低迷の「空亡期」を支え合った友情秘話まで、ここだけのディープな対談をお届けします。

夜遊び好き!?な2人の出会い

共通の友人も多く、プライベートでも高い頻度で会うというお二人。まずは、そんなお二人の出会いのエピソードと、お互いの印象についての話からスタートです。

中園ミホさん(以下、中園)

最初の出会いは、確か2014年のNHK連続テレビ小説『花子とアン』の時で、美代子さんに先生の役で出ていただいたんです。

浅田美代子さん(以下、浅田)

そうそう。その時は挨拶程度だったんですが、その後ですよね、お食事会で初めてじっくりお話ししたんです。

中園

確か大勢の会だったんですけど、気がついたら夜中の3時くらいで。この人夜遊び好きなんだな〜って思いました(笑)

浅田

その感じでミホママに占いで「美代子ちゃん来年あたり本出した方がいいわよ」って言われて……。林真理子さんも協力してくださって、樹木希林さんとの思い出を綴った『ひとりじめ』という本を書いたんですが、あれはミホさんと林さんがいなかったら出せていなかったですね。私はだらだらな性格なので…。

中園

私たち、夜遊びするとお互いのぐうたら度が相乗作用で、ぐうたらしてるうちに夜が明けたりするの(笑)

俳優・脚本家としての印象は?

プライベートではお互いぐうたらだと言っていたお二人ですが、仕事人としての印象を伺うと、意外な話が飛び出してきました。

中園

私たちにとって浅田美代子って匹敵する人がいないほどのスーパーアイドルだったから、お話ができるなんて思ってもみなかった。私たち世代はみんな浅田美代子になりたかったもん。私は特に吉田拓郎さんのファンで、中学の時、下敷きに吉田拓郎さんの写真をいっぱい入れていたくらい。

浅田

面食いじゃないんだね!(笑)

中園

男は才能です。(笑)
それで、美代子さんは私にとっては特別な女性だったんですけど、喋ってみたら本当に気さくで面白い方だなと思って、一気に親近感が湧きました。

浅田

脚本家としての中園さんって、セリフがやっぱり違うんですよ。今放送中のテレ朝ドラマ『ザ・トラベルナース』でも、かたくなりがちな医療の話のなかにクスッと笑える要素が入っていて、すごくうまいのね。そんなぐうたらじゃないよ、ちゃんと真面目に徹夜もして頑張ってる。(笑)

浅田美代子さんは、折に触れて中園さんに占ってもらうのだそう。

空亡期は「人のために尽くすこと」

出版のタイミングだけでなく、事あるごとに中園さんに占ってもらうという浅田さん。運気が低迷する時期だと言われる「空亡期」には、お互いに励まし合っていたようです。

中園

美代子さんが空亡期の時に「大変な仕事が来るから断っちゃダメよ」ってアドバイスしたんです。その時期って、厄を落とすためには人のために一生懸命働くのが一番いいんですよ。

浅田

「イヤかもしれないけど、それを受けて喜ぶ人もいるからやりなさい」って説得されて。それで引き受けたんですけど、本当に大変だった(笑)。お酒も飲めなくなっちゃうぐらい。

中園

どれだけ遊ぶのが好きな人かわかってるから、それを我慢して、偉いな〜と思ってた。
私は忙しい時がいつも空亡期。『やまとなでしこ』を書いた時が、空亡期のど真ん中だったんです。その次の空亡期が『花子とアン』書いてて、今回が次期朝ドラの『あんぱん』。

浅田

私が去年、空亡期を抜けて入れ違いのタイミングだったから、「行ってらっしゃい」ってLINEしました。(笑)

中園

来た来た!「やめて〜」って返した。(笑)

「空亡期」を乗り切るコツ

話題はお互いの俳優、脚本家としてのデビュー当時の頃に。運気とともに振り返ってみると、意外な共通点がありました。

中園

美代子さんのこれまでの運気を調べてみたんですけど、空亡期のギリギリのところでオーディションに受かってたの。ということは、そこから3年間くらいすごく大変だったんじゃないかな。

浅田

確かに生活は大変だった。でも今私がお芝居とか仕事をできているのは、その時見つけてくれた人たちのおかげだなっていつも思う。あの時代はすごく「育てよう」としてくれた時代だったから、私はラッキーだったなと思います。

中園

空亡期に落ちていくギリギリのところって、人生がガラッと変わるような何かいい事件が起こることが多いんです。実は私もデビューしたのが同じ時期で。そこからの3年間は力が伴ってないから大変だった。これ書いたら辞めてやる!っていつも思ってた(笑)

浅田

でもすごい!占いの先生からいきなり脚本家に、それも全部占いで決めたんでしょ?

中園

自分が「やりたい」と思うことをやるべき時期にさしかかってた時に、占いの師匠から「あなた今何をしなきゃいけない時期かわかるわよね?」と言われて、私は脚本が書きたかったんだって改めて思ったんです。

今考えるとこれだけは何とか形になったなって。人はやっぱり一個だけちゃんとできることがあるんだなって思ったので、ぐうたらなりに続けてよかった。(笑)

年代も近く息ぴったりのおふたり、おしゃべりが盛り上がります。

トークの続きはYouTubeで!

youtubeでは、さらに密度の濃いお二人の赤裸々トークを公開中!

中園ミホ/なかぞのみほ

’59年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、広告代理店勤務を経て占い師に。’88年に脚本家としてデビューし’07年『ハケンの品格』で放送文化基金賞、’13年に『はつ恋』『Doctor-X 外科医・大門未知子』で向田邦子賞と橋田賞を受賞するなど脚光を浴びる。来春スタートのNHK連続テレビ小説『あんぱん』の脚本を手がける。

浅田美代子/あさだみよこ

’56年東京生まれ。’73年のデビュー以来、TVドラマや映画に多数出演。近年は数々の話題作の映画で活躍する旁ら、捨て犬、捨て猫、犬猫の虐待防止など、さまざまな動物愛護団体への支援活動をライフワークにしている。著書に『ひとりじめ』(文藝春秋)がある。次期NHK連続テレビ小説『あんぱん』にも出演予定。

12月8日(日)の19時に後編を公開しますので、お楽しみに!

撮影/柳原久子 編集/久保田千晴 

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