Hawaiʻi×ku:nel

10年ぶりです!
だから私はハワイに行く。前編

初めてのハワイは20代、
家族や恋人と来た30代、
50代は再会した友人と!

マチュアなクウネル世代は「ふた旅」のタイミング。 子育てを終えたいま「再び」旅に。 自由を謳歌していたあの頃に感激したあの地へ「もう一度」旅に。 娘、そして再会した友人と「ふたり」で旅に。 自分の時間を取り戻した大人だからこそ “再び”の“ふたり”のいろいろな「ふた旅」があります。 今回の旅はハワイ。 別々の道を歩いてきたふたりの、いまだから感じる「ふた旅」のハワイです!

50代ふたりが旅をする、
10年以上ぶりのハワイ!

ハーフセンチュリーを過ぎ、別々の道を歩いてきたクウネル世代のSakiとMiki。
再び人生で同じラインに立つタイミングを迎え、旅をすることに。行先はハワイ。

フライトは21時10分成田発のANA NH182便。話題の成田―ホノルル専用便「A380 フライングホヌ」が、夜の滑走路で待っていた。

夜空に映える「A380 フライングホヌ」。搭乗する前はいつもセンチメンタルな気分になる。でも、今回はワクワクが大きい。

“ふた旅”のハワイへの期待感のあらわれ!

離陸して約1時間で機内食が。メインは「赤ワインで煮込んだハッシュドビーフ」。事前リクエストすれば、アレルゲン対応、ベジタリアンなど特別機内食(スペシャルミール)も用意してもらえる。

家庭人と社会人、
SakiとMikiの道。

Sakiはアメリカの大学を卒業後、N.Y.で働き、仕事でMikiと出会った。20代は目の回るような忙しさだったが、すべてが刺激的で濃密な時間だった。

30代、結婚を機に帰国。子どもを授かり、家事に子育てに追われるように生きてきた。仕事をバリバリしていた頃をときどき思い出しては、なんとも言えない気持ちになることもあった。

子どもが成長し、少しだけ余裕もでき「これからの人生、もう一度自分を取り戻していく」がテーマだ。

Mikiは上京し大学卒業後、出版社に入り女性雑誌の編集者になった。26歳N.Y.出張でSakiと出会う。

44歳で独立。人間関係、組織の体制など悩み苦しんだけど、大好きな仕事だから続けられた。いまはクウネルに携わっている。

気づけば独身。不安と自己嫌悪に何度も押しつぶされそうになった。「自分の人生を楽しむ」がテーマだ。

【だから、Hawaiʻi①】
ALOHA SPIRIT
いつでもウェルカム!

Sakiは子どもが小さい頃、ハワイにロングステイをしたことがある。
Mikiは43歳のとき、ハワイに1カ月の短期留学をした。心身ともに苦しかった東京から離れるための転地療法。

今回ふたりが感じたのは、やっぱりハワイは温かいということ。「いらっしゃい、待っていたよ」と、ふわっと包んでくれる空気がある。精神的な壁がない。
いつでも「ALOHA~」と迎え入れてくれる。

Akahai(思いやりの心)
Lokahi(調和)
Olu'olu(心地良さ)
Ha'aha'a(謙虚さ)
Ahonui(忍耐)

こんなアロハスピリッツを肌と心で感じたということ? 片言の英語でも、日本語も通じるのも、温かさを感じる一因かもしれない。

18歳以上限定の大人のホテル
「ローマー・ハウス・
ワイキキ」

ワイキキビーチから徒歩で約10分。ワイキキのメインストリートから一本裏のクヒオ通りに建つ、2024年6月にオープンした「ローマー・ハウス・ワイキキ」。すでに建っていたホテルをフルリノベーションしたミッドセンチュリー調の内装で、客室は全部で179室。18歳以上しか宿泊できないという、オアフ島唯一の大人仕様のホテルだ。静かに落ち着いて過ごしたいと思う、“大人のわがまま”を叶えてくれる、そんな理由でMikiは滞在を決めた。開放的なハワイをにぎやかに過ごすのも楽しいけれど、こういうホテルで整えるように過ごすのも格別。

一方Sakiは、徒歩圏内でMikiと行き来ができる別のホテルに宿泊。一緒に旅しても、自分のスタイルとペースを最優先、これも“ふた旅”の醍醐味だ。

10年前は少し怖い印象だったクヒオ通りが、再開発でホテルや飲食店も増え一新。「ローマ―・ハウス・ワイキキ」はその一角にある。

室内はシンプルで機能性に優れたデザインと曲線的でユニークなデザインが融合したミッドセンチュリー調

各部屋にはティーセットも。ハワイ産コーヒー豆のドリップコーヒーは地産地消の証し。

清潔感あふれるバスルーム。シャワーも使い勝手がよく、水圧も調整できて満足。

ほとんどの客室には、ハワイ語で大型バルコニーを意味するプライベート ラナイつき。ここで読書も最高。

「ローマ―・ハウス・ワイキキ」から徒歩約1分でABCマート。いつ来てもここの商品の充実ぶりはすごい。ハワイ限定の日焼けキティちゃんにロックオン。

【だから、Hawaiʻi②】
Farm to table
大地の力をいただく。

10年以上ぶりのハワイでふたりはたくさんの発見をした。何度も訪ねたハワイなのに、こんなにも知らないことがあるなんて。

中でもいちばん驚いたのは、食事が各段においしくなっていること!
日本をはじめ、各国からの移民が暮らすハワイでは、各民族の料理が家庭の味として浸透していた。だから住民の食への興味も深く、舌の感覚も繊細。

そんなハワイ独自のキュイジーヌを世界に発信しようと、1991年ハワイで腕を振るう12名の若手シェフ達が動いたという。欧米料理に味噌や醤油などの調味料を使ったり、天ぷらやポケなどのアジアやハワイ料理を洋風にアレンジするなど、各国の食をミックスしたハワイリージョナルキュイジーヌの誕生。

輸入品の冷凍物や缶詰ではなく、地元の魚や野菜などの食材を使う点も大きな特徴だったことで、各島の農場が野菜栽培に力を入れたり、特産物が生まれるなど、地産地消の大きな変化が生まれた。Farm to tableの合言葉とともに、今もしっかりハワイの地に根付いている。

先の若手シェフのひとりだったロイ・ヤマグチ氏が携わるレストラン、タートルベイリゾート内にある『BEACH HOUSE by Roy Yamaguchi (ビーチハウス by ロイ・ヤマグチ)』で、ランチをいただいた。

新鮮な野菜の歯ごたえの気持ちよさ、ポークのホロホロ具合に、ちょうどいい塩梅の味付け。目の前に広がるクイリマ湾のタートルベイビーチを見ながら、するすると何かがほどけ、緩くなっていくのを感じた。

ハワイの大地で育った食材を極上の調理法でいただく。内側から幸せのパワーがみなぎってきた。

「ビーチハウス by ロイ・ヤマグチ」のランチコース。前菜からデザートまでハワイの食材をふんだんに使ったものばかり。

「ビーチハウス by ロイ・ヤマグチ」のランチコース。前菜からデザートまでハワイの食材をふんだんに使ったものばかり。

「ビーチハウス by ロイ・ヤマグチ」のランチコース。前菜からデザートまでハワイの食材をふんだんに使ったものばかり。

「ビーチハウス by ロイ・ヤマグチ」のランチコース。前菜からデザートまでハワイの食材をふんだんに使ったものばかり。

【だからHawaiʻi③】
How I feel now
思い出の地を訪ねる。

Sakiは子どもと一緒に自然の中で遊べる場所で過ごした。カピオラニパークを散歩したり、ハナウマ・ベイで魚と泳いだり、子どもと全力で向き合った。

Mikiは短期留学したとき、語学学校で出会った20代、30代の仲間たちとカイルアタウンに行った。ホームステイ先のハワイカイからバスに乗って何度も訪れた街。

初めてアサイーボウルを食べ、スーパーでスナックを買って、何時間もおしゃべりをしたカイルアタウン。

今回、それぞれの思い出の地をいっしょに訪ねて当時の気持ちを共有した。

「別々の時間を過ごしていたけど、大切な時間だったんだね。こうして一緒にハワイにいるって不思議。ハワイは誰にでも扉を開けてくれるけど、来るタイミングがあるって聞く。それがいまだったんだね」

“ふた旅”のハワイは、大きなOKをふたりにくれたようだ。

何歳でも、いつ行っても
やっぱりハワイはイイ。

CREDIT

Special thanks to Hawaii Tourism Japan

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