いい香りの女になりたい!パリマダム3人がレクチャー。5種以上もの香りの巧みな使い分けルール

身だしなみのマストアイテムとして香水が根付いているフランス。香水はファッションとともに、自己表現のための重要なツールです。 「あなたにとって香りとは?」と素敵なパリマダム3人に伺いました。

#style1_コリーヌ・フィリッポンさん

マスキュランな香りが今の自分に似合う。

「香りは個性を主張するもの。そして自分を奮い立たせてパワーをくれる存在」と話すコリーヌさん。

「初めての香水は16歳の誕生日に母からプレゼントされた『ロリータ・レンピカ』。その後は『キャシャレル』、『ティエリー ミュグレー』……」と香水遍歴も鮮明に覚えているほど香り好き。

「今はウッディ系のマスキュランな香りが好み。ルームフレグランスやアロマキャンドルなど、インテリアとしての香りも欠かせません」

1 ナッツの香りが特徴的な『トム フォード』のメンズフレグランス〈ノワール エクストリーム〉。夜のお出かけに。

2 『トム フォード』の作る強い女性像をイメージした香りが好み。ローズの香りが別格な〈カフェ ローズ〉は求めていた理想の香りとか。

3 ボトルにローズマリーを飾って、香りとお茶を楽しむ。

4 『フローラム』の松の精油。レモンを搾ったお湯に入れて飲むと呼吸がラクに。

5 いちじくの香りの『ディプティック』のアロマキャンドル。

6 『シールトゥルードン』のキャンドル。レモンのさわやかな香りで空間をリフレッシュ。

#style2_ジョアンナ・ヴァン・ヴィレットさん

時間やシーンで 香りを使い分けて。

「香りは毎日なくてはならないもの」というジョアンナさんは、オリエンタル、ウッディ、フローラルなどさまざまなタイプの香水をコレクション。その日によって、また1日の中でも香りを変えるといいます。

「朝のシャワーのあとは、フレッシュな香りを軽く手元に。身支度を整えるときは、気分や夜の外出に合わせて香りをセレクト。夫も香りが好きなので、旅先では共有することも。ユニセックスや日本の香りも楽しんでいます」

1 ユニセックスの『エルメス』〈テール ドゥ エルメス〉。

2 ローズやジャスミンが香る『エルメス』〈カレーシュ〉。

3 出番が多い『フレデリック マル』の〈ノワールエピス〉。バニラにスパイスをきかせたエキゾチックな香り。

4・5 長年愛用するフランスの老舗ブランド『デタイユ』のオードトワレ。フェミニンな香りに気分があがるそう。

6 夫と共有の『ゲラン』〈ランスタン〉。

7 旅のお供は『デタイユ』〈par 4〉。

8 大好きな日本やZENを感じる香り。『コム デ ギャルソン』の〈インセンス kyoto〉。

9 肌のお手入れも『デタイユ』のバームで。

#style3_ローレンス・ペイヨラッドゥさん

経験を重ねて香りも使いこなせるように。

10代の頃からココ・シャネルに憧れていたというローレンスさん。「『N°‌5』も憧れの香水でしたが、若い頃は似合わなくて、さわやかなフレッシュ系の香りを好んでつけていました」。

大人になってさまざまなタイプの香りが似合うように。「夏はライトなフローラル、秋から冬はウッディな香り、と季節によっても香りをアレンジ。毎朝お香を焚くのもルーティーン。好きな香りで1日が気持ちよくスタートできます」

1 毎朝焚く『アスティエ・ド・ヴィラット』のお香。ラベンダーなどの繊細な花の香りが朝の目覚めにぴったり。

2 『オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー』のハンド&フットクリーム。フレッシュなスイートオレンジの香りがさわやかで心地よい。

3 アロマキャンドルも『アスティエ・ド・ヴィラット』。インテリアとして玄関まわりで香らせて。

4 パリジェンヌに人気の『ル ラボ』〈SANTAL33〉。エキゾチックなサンダルウッドのフレグランス。

5 『サンタ・マリア・ノヴェッラ』も最近のお気に入り。オリエンタルなざくろの香り。

『クウネル』2024年9月号掲載 写真/篠 あゆみ、コーディネート/鈴木ひろこ、編集・文/矢沢美香

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『クウネル』NO.128掲載

フランス人の素敵なルール

  • 発売日 : 2024年7月20日
  • 価格 : 1000円 (税込)

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