富士山と海を眺めて暮らしたいと亡き夫が設計した家。イーオクト代表・髙橋百合子さん (後編)
ほっとする、リラックスできる、落ち着く。クウネル世代にとって部屋は、くつろげることが大切です。それは、家族の形態が変わりひとり暮らしをするようになっても、実家を引き継ぎリフォームすることになっても、都心から自然豊かな地に暮らし替えをしても、そしてパリのアパルトマンでも。自分のスタイルとさまざまなストーリーを持つ16組のくつろげる部屋をお届けします。今回はイーオクト代表・髙橋百合子さんのお部屋です。
間取り
自然を感じられる家は、地球上の天国のような場所。
「いちばんくつろげるのはベッドルームです。よく眠れるし、朝の目覚めは本当に気持ちよくて、晴れている日は真っ青な海と富士山をベッドから眺めながら、〝今日も快適!〟と起きます。また、リビングでくつろぐことも多いし、テラスから眺められるマジックアワーには、いつもうっとりしますね。家中どこにいても外を感じられる開放性のある家だから、ストレスがとけてなくなるのでしょうか。自然の中で思考が伸びやかに広がり、頭が冴え、リモートワークで効率よく仕事できています」。すべてが心地いい場所。
「もっと自然に もっと快適に もっとたのしく」──髙橋さんの会社が運営するサステナブルショップ・エコンフォートハウスが掲げるメッセージですが、「自然に」とは実はこういうことだと、この家に住んで、改めて実感したといいます。
PROFILE
髙橋百合子/たかはし・ゆりこ
サステナブルで環境にやさしい製品の輸入・卸、デザインの企画、制作、販売をする会社、『イーオクト』を2011年に設立し、代表を務めている。
『クウネル』2024年7月号掲載 写真/加藤新作、取材・文/黒澤弥生
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『クウネル』NO.127掲載
くつろげる部屋が好き!
- 発売日 : 2024年5月20日
- 価格 : 1000円 (税込)