【動画公開】芸人(ずん)飯尾和樹さんが案内する「私の好きな東京」(後編)

「私の好きな東京」を著名人がナビゲート。今回は、両親の勤務先・目黒区役所に近い下馬で青春時代を過ごしてきたという芸人の飯尾和樹さんが、今もよく訪れるという地元、下馬〜学芸大学〜三軒茶屋を案内してくれました。

前編はこちら

『学芸大学の商店街』…新旧様々な店が楽しい、街歩きの原点。 

大将との思い出話に花が咲いた『しもつけ』を後にし、歩いてすぐの西口商店街へ。「ここは店が変わっちゃったなー。こっちに面白い店があるんですよ」と撮影スタッフを案内してくれた飯尾さん。偶然再会した同級生の他にも、ファンから声をかけられると、気さくに会話を楽しんでいました。

飯尾さんの実家がある下馬は、閑静な住宅地でありながら、学芸大学・祐天寺・三軒茶屋と人気の商店街からいずれも徒歩圏内。電車を使う時は、日によって駅を使い分けていたそうですが、一番よく利用していたのは学芸大学駅。

「商店街もよく来ていましたよ。初めて学芸大学の喫茶店を訪れた時はワクワクしました。マスターがカッコ良くてね。残念ながら閉店しちゃって、このあたりもだいぶ店が変わっちゃいました。世田谷あるあるなんですが、地元の同級生もあまり残っていないんですよ。相続税が大変で、引っ越しちゃうんです」

そんな話をしながら歩いていると、突然「飯尾!」と声をかけてくる男性が。偶然にも通りがかった小中学校の同級生だそうで、会うのは20年前に世田谷公園で野球をして以来だとか。

同級生の近況や担任の先生の思い出など話は尽きず、「こんな偶然もあるんだね」としみじみ。

『蕎麦酒膳くら嶋』(三軒茶屋)…芸人仲間と集まる時は “蕎麦屋飲み”でしっぽり

店に入ると「何を頼もうかなー」とワクワク。まずは蕎麦氷のそば茶割り(700円)と刺身の盛り合わせで一杯。旬の焼き筍(850円)が到着すると、「かぐや姫は本当にいたのでしょうか?」と呟きながら「うまい!」とにっこり。

小堺一機さんに連れてきてもらったことをきっかけに通うようになった三軒茶屋の『蕎麦酒膳くら嶋』も、芸人仲間とよく集まるなじみの店。「蕎麦はもちろん、お刺身やかつ煮なんかも美味しいんですよ」と、いつものメニューに舌鼓。

「この辺りで飲んで2軒目に行く人は三宿の方に流れて、帰る人はパッと帰る。あまりお酒が強くないので、1人でアイスコーヒーを挟んでしれっと2軒目に合流したりしています。そんな飲み方も東京ならではかもしれないですね」

かつ煮(1,050円)と〆の十割そば(1,100円+のり100円)は欠かせないそう。

蕎麦酒膳くら嶋

住:世田谷区太子堂5-1-10
営:11:30~15:00、17:30~23:30
休:月曜(月曜が祝日の場合は火曜)

自称〝ロケ芸人〟だけあって地方でのロケも多い飯尾さん。自然豊かな田舎暮らしに心惹かれることもあると言います。

「いつかは海や山が近くにあるところに住んでみたいですね。でも僕、運転免許を持っていないんです。交通の便が良くて仲間も多い東京からは、なかなか離れられないかもしれないですね。僕の人生、ずっと誰かのサイドカーに乗っているような感じ。自分でハンドルは握らずに、曲がる時にそっと体重移動をしているだけなんです。これからもきっと、あまり変わらないんでしょうね」

撮影の裏側を動画で特別公開!

飯尾和樹/いいお・かずき

1968年生まれ。東京都出身。高校卒業後お笑いの道へ。2000年に事務所の後輩やすと『ずん』を結成。数々のバラエティ番組に出演しながら、近年は役者としてもドラマ、映画、舞台などで活躍。

『クウネル』5月号掲載 写真/新津保 建秀、取材・文/吾妻枝里子

SHARE

『クウネル』No.126掲載

私の好きな東京

  • 発売日 : 2024年3月29日
  • 価格 : 1000円 (税込)

IDメンバー募集中

登録していただくと、登録者のみに届くメールマガジン、メンバーだけが応募できるプレゼントなどスペシャルな特典があります。
奮ってご登録ください。

IDメンバー登録 (無料)