【おしゃれ達人のバッグの中身vol.14】パリ在住ヘアスタイリスト・森本麻優さん。プロ愛用のスタイリング剤&ヘアケア術もご紹介!

おしゃれ上手な方のバッグとその中身を紹介するリレー連載の第14回は、パリ在住ヘアスタイリスト・森本麻優さんが登場。さまざまなブランドの撮影やショーのヘアスタイリストとして活躍する森本さんお気に入りバッグと、その中身とは?また、撮影などで使用するスタイリング剤とヘアケア法もご紹介。プロのおすすめ、要チェックです。

存在感あるデザインが主役級。注目ブランドの〈スリングバッグ〉

天候に左右される屋外撮影や時間勝負のショーでのスタイリングなど、仕事の際はどんなシーンにも対応できる道具を揃えて、大荷物になるという森本さん。

「詰め替えできないプロダクトが多く、コテやドライヤーも小さくできないので、パッキングの工夫には限界があって。しかも心配性で荷物がどんどん増えるタイプ。ロケ現場によっては、折り畳めるイスやライト、ブロワーも持っていくので引越しみたいになります(笑)」

愛用するのは、どんなスタイリングにもきまる『KASSL Editions』の〈スリングバッグ〉。2018年にアムステルダムを拠点にスタートし、ファッション業界の精鋭が集まったクリエイティブチームによるプロダクトが注目されるブランド。

一方、プライベートでは好きなものだけを選んでコンパクトにまとめ、愛用する『KASSL Editions』のスリングバッグにイン。仕切りがないバッグの中でアイテムが迷子にならないよう、黒い小物はあまり入れていないそう。

「ふかふかしたポリエステル素材のバッグなので、雨にぬれても大丈夫。中に入れる物の量で形が変わらないところが気に入っています。仕事がないときの荷物は少ない方。"小さくて何も入らないけれどかわいいバッグ"を持つのも好きです」

(上から時計回りに)
・『CHANEL』のサングラス:なかなか似合うものがないのでこれは大切。5年以上愛用してぼろぼろ、でも現役です。
・『Niccolo Pasqualetti』の鏡:片面が拡大鏡になっていて便利。ショーのヘアを担当させていただいているNiccoloさんからのプレゼントです。
・『Mason Pearson』のコーム:前髪ありボブスタイルなので、前髪を整えるためのマストアイテム。
・『Niccolo Pasqualetti』の巾着:アクセサリー入れに。Niccoloさんからいただいたこのコーヒーカップペンダントは宝物。仕事の後やプライベートでは指輪を着けるので『Charlotte Chesnais』のリングを入れています。

(上から時計回りに)
・『Serge Lutens』の香水(ミニサイズ):オレンジフラワーの夏っぽい香りですが年中使用。モロッコ旅行のことを思い出して気分がちょっと上がる香り。
・がま口財布:この夏に「草間彌生美術館」で購入。バッグの中でとても見つけやすいです。
・ポーチ:おばあちゃんの手作り。中には大好きなモデルさんからいただいた『Tata Harper』のリップクリームと、詰め替えができる『La bouche rouge』や『Hermès』の口紅を。
・『Ag』のイヤホン:音楽を聴くより、周囲がうるさいバスやメトロで耳栓代わりです。

撮影の思い出が添えられたファッション誌のエコバッグ

エコバッグは『Encens magazine』の50周年を記念したオリジナルを愛用中。「この50号の撮影のために、EncensのチームのみんなとCamargue(カマルグ)へ行きました。ピンクの湖や塩の山で撮影したのが良い思い出です」(森本さん)

感度の高さが広く支持されている、フランス発のファッション&カルチャーマガジン『ENCENS』(年2回刊行)。

仕事場で愛用するスタイリング剤と、美髪を育むハウツー

多くのヘアスタイリングを手掛けている森本さんが、仕事現場で愛用しているスタイリング剤を教えていただきました。

(左から)
Olaplex n6』のクリーム:ダメージのあるブリーチ毛のモデルさんにベースとして使用。
Cut by Fred』のスタイリング剤:各種試用中。ビーガンのプロダクトで使用感、仕上がりがよく、カールヘア用のクリームとスプレーは軽い仕上がりで、普段でも使いやすいと思います。
Geo.F.Trumper』のヘアローション:程よいツヤが出てフォトジェニックに仕上がるので、必ず仕事用のスーツケースに入れています。

ウエットでタイトなヘアや形をしっかりキープしたい時、ジオメトリックスタイルなどには、日本のプロダクトの方が使い勝手が良く、長年愛用している『タマリス』のスプレーとグリースは非常に使いやすいのだとか。

「全体的には、苦手な香りではないこと、モデルさんがおうちでシャンプーして落としやすいことを基本に。また、私は敏感肌なので、今まで手荒れしなかったスタイリング剤は継続して使っています」

日ごろからきれいな髪を育てるため、自身で実践していることとは?

「いろいろと試してみたところ、私のヘアケアにはシャンプーが大切だと分かりました。値段ではなく自分に合うものを選び、専用ブラシで頭皮をマッサージしながら洗っています。そして、食事と睡眠と運動です。髪の毛は最後に栄養が行くところなので、しっかりとタンパク質を摂り、ちゃんと寝て、できれば週に2~3回はジムへ行き、血行が良くなるように心がけています」

森本麻優

ヘアスタイリスト(Artists Unit所属)
2011年からパリ在住。パリのサロンでの勤務を経てヘアスタイリストに。パリコレクションでは『Niccolo Pasqualetti』 『Uma Wang』『Hed Mayner』などのヘアスタイリングを手がけるほか、Encens、Vogue、Harper's BAZAARなど媒体も多数。
Instagram:@mayuhairstylist
https://models.com/people/mayu-morimoto

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