「かご」の聖地が蔵前に。圧倒的種類がお手頃価格で!一般客もOKなかごの問屋さん

収納用からお出かけバッグまで、大活躍するかご製品。お店にぽんぽんと置かれているのを見ただけで「あ、かご…」と、つい足をとめてしまう方も多いのでは?〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの松永加奈さんもその一人。気づけば手に取って、持ち上げたり覗いたり…。そんなかご好きさんの聖地といわれる、蔵前のかご屋さんのレポートです。

かごやザル、バッグなど、所狭しと並ぶその数500点以上

古くから職人さんが多い「ものづくりの町」として知られる台東区蔵前。「ここでは何を作っているのかな?」と気になる工房や専門店があちこちにあり、散策が楽しいエリアです。

蔵前駅にほど近い『水木屋馬場商店』は、籐や竹、柳などを使った製品を専門に扱う卸売店。小売り販売をしているので、業者さんだけでなく一般客もお買い物ができます。さまざまなかご製品がずらっと山盛りに並ぶ様子は圧巻。初めて訪れた時は思わず「おぉぉ!」とつぶやいてしまったほどです。

創業から120年以上の老舗『水木屋馬場商店』。この日は雨降りで仕舞われていましたが、普段は店頭にバッグなどの棚が出ています。

ひと言で「かご」といっても商品はさまざま。トレー1つとっても、サイズや色、素材違いでこの通り。

セレクトショップで見かけるものが、ざっくり無造作に置かれている業務用スタイル。

いつの時代も人気のかごバッグ。人(私)はなぜ、こんなにもかごバッグに惹かれるのでしょうか…。

店内には藤などで編まれた商品ばかりが500点以上もあるそう。そして何といっても卸売店、小売価格とはいえ驚くのはその安さです。プライスタグを見ては「え?」の繰り返し。中にはお菓子屋さんでよく見るレース編みのトレーや、高級な山葡萄のバッグもあり、あまりの楽しさに右往左往。そんなわけで、まずは心を落ち着かせ、ひと通り眺めてからお買い物です。

日用品からプロ仕様まで手ごろなお値段でそろう、かごパラダイス

欲しかった〈布団たたき〉は、残念ながら売り切れ。でも大丈夫。ザルも欲しいし、小さなゴミ箱も欲しかったし…と心躍らせながら、積みあがったかごを分け入って探します。

半地下のような場所にも商品が置かれていて、自由に見ることができます。棚に並ぶのは山葡萄のツルで編まれたバッグ。素敵だなあ~と見上げてしばし。

蓋つきの籐バスケットは毛糸玉のイメージ。編み物はできませんが、これを傍らに置いて編んでいる妄想は膨らみます…。

いろいろな大きさの曲げわっぱ。お盆や青竹踏み、籐の枕、籐製の腰かけといった日用品も充実。ものにもよりますが、大体市場の半額くらいのイメージです。

竹ザルも丸型、角形、厚みのありなしと種類豊富。この日は茹でたものを少しだけ載せるための小さいサイズを購入しました。

専門店の良いところは、「どこに行けば買えるんだろう」と思っていたようなアイテムにも出会えること。例えば、温泉にある脱衣かごや、料理人が持つような青竹の市場かごなど。業務用仕様は実用性が高く、使い勝手がいい作りもうれしいのです。

次の狙いは脱衣かご。ざっと水洗いできる素材を選ぶ予定です。

天井にあるコンテナは、上階へ商品の上げ下げに使用していたもので、現在は使われていないそう。

使い方の提案と共にディスプレイされているアイテムにも発見やときめきがありますが、業務用形式でどさっと大量に置かれていると、食べ放題のブッフェスタイルを目の前にしたような、惜しみないその感じにテンションが上がります。もちろん、日用品として気兼ねなく使える手ごろな価格もとっても魅力です。

この日はザルやかごなど3点を1000円ちょっとで購入。大満足でお店を後にしました。

水木屋馬場商店

住:東京都台東区蔵前4-6-7
公式ホームページ・オンラインショップ

小休憩は『喫茶半月』で自家焙煎の珈琲と甘いもの

買い物のあとは、『水木屋馬場商店』から歩いて2分ほどの『喫茶半月』へ。シックでクラシカルなインテリアは、休憩しながら少し非日常感が味わえる雰囲気。こちらではオリジナルスイーツや、喫茶の隣にある『半月焙煎研究所』で焙煎した珈琲がいただけます。

もともとこの近所にある焼き菓子店『菓子屋シノノメ』の2階にあった喫茶店が、今年移転。両店とも人気で休日は列ができるほど。

路面から少し奥まったところにドアがある『喫茶半月』。賑やかな大通りにぽっと異空間が現れたような外観。

並びにある『半月焙煎研究所』。珈琲は喫茶やテイクアウトで飲むことができ、自家焙煎の豆は販売もしています。

お隣で自家焙煎した豆を使っている珈琲は香り高く、注がれたカップの曲線も素敵です。先ほどまでの気分をクールダウンしながら、深い味わいの珈琲と爽やかなレアチーズケーキで、お茶時間を楽しみました。

独特の世界観を醸し出すインテリア。きちっと整えられた設えが素敵です。

純喫茶やスタイリッシュなカフェとは少し違う雰囲気も、人気の理由かも。

季節のレアチーズケーキはピンクグレープフルーツ入り。程よい酸味がとても美味しく、珈琲にもよく合います。

帰宅して購入したものを取り出し、それぞれの持ち場へ配置。ただいま大いに活躍しています。と同時に「次は脱衣かご…もいいけれど、うーん」とあれこれ思案中。使い道が先か、本体が先か、いずれにせよ楽しい「かご選び」なのです。

購入した3点。黒っぽい竹かごはトイレのスプレーや洗剤ボトル入れに。足つきのかごは部屋で持ち歩けるゴミ箱に。

以前買った蓋つきのボックスには、バッグの中身を。ポーチやエコバッグ、読みかけの本など、帰宅したらざざっとここへ投入。バッグを変えるときにはここから必要なものを取り出します。小物探しや散らかるストレスがなくなり、蓋つきなので閉めてしまえばオールオッケー。

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