「かご」の聖地が蔵前に。圧倒的種類がお手頃価格で!一般客もOKなかごの問屋さん
収納用からお出かけバッグまで、大活躍するかご製品。お店にぽんぽんと置かれているのを見ただけで「あ、かご…」と、つい足をとめてしまう方も多いのでは?〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの松永加奈さんもその一人。気づけば手に取って、持ち上げたり覗いたり…。そんなかご好きさんの聖地といわれる、蔵前のかご屋さんのレポートです。
かごやザル、バッグなど、所狭しと並ぶその数500点以上
古くから職人さんが多い「ものづくりの町」として知られる台東区蔵前。「ここでは何を作っているのかな?」と気になる工房や専門店があちこちにあり、散策が楽しいエリアです。
蔵前駅にほど近い『水木屋馬場商店』は、籐や竹、柳などを使った製品を専門に扱う卸売店。小売り販売をしているので、業者さんだけでなく一般客もお買い物ができます。さまざまなかご製品がずらっと山盛りに並ぶ様子は圧巻。初めて訪れた時は思わず「おぉぉ!」とつぶやいてしまったほどです。
店内には藤などで編まれた商品ばかりが500点以上もあるそう。そして何といっても卸売店、小売価格とはいえ驚くのはその安さです。プライスタグを見ては「え?」の繰り返し。中にはお菓子屋さんでよく見るレース編みのトレーや、高級な山葡萄のバッグもあり、あまりの楽しさに右往左往。そんなわけで、まずは心を落ち着かせ、ひと通り眺めてからお買い物です。
日用品からプロ仕様まで手ごろなお値段でそろう、かごパラダイス
欲しかった〈布団たたき〉は、残念ながら売り切れ。でも大丈夫。ザルも欲しいし、小さなゴミ箱も欲しかったし…と心躍らせながら、積みあがったかごを分け入って探します。
専門店の良いところは、「どこに行けば買えるんだろう」と思っていたようなアイテムにも出会えること。例えば、温泉にある脱衣かごや、料理人が持つような青竹の市場かごなど。業務用仕様は実用性が高く、使い勝手がいい作りもうれしいのです。
使い方の提案と共にディスプレイされているアイテムにも発見やときめきがありますが、業務用形式でどさっと大量に置かれていると、食べ放題のブッフェスタイルを目の前にしたような、惜しみないその感じにテンションが上がります。もちろん、日用品として気兼ねなく使える手ごろな価格もとっても魅力です。
この日はザルやかごなど3点を1000円ちょっとで購入。大満足でお店を後にしました。
水木屋馬場商店
住:東京都台東区蔵前4-6-7
公式ホームページ・オンラインショップ
小休憩は『喫茶半月』で自家焙煎の珈琲と甘いもの
お隣で自家焙煎した豆を使っている珈琲は香り高く、注がれたカップの曲線も素敵です。先ほどまでの気分をクールダウンしながら、深い味わいの珈琲と爽やかなレアチーズケーキで、お茶時間を楽しみました。
帰宅して購入したものを取り出し、それぞれの持ち場へ配置。ただいま大いに活躍しています。と同時に「次は脱衣かご…もいいけれど、うーん」とあれこれ思案中。使い道が先か、本体が先か、いずれにせよ楽しい「かご選び」なのです。