今年は本をたくさん読もう。イラストレーター平松昭子さん「歳を重ねるほど言葉が深く届く」と愛読する3冊

18歳の頃に読んだ『風と共に去りぬ』1~5巻 マーガレット・ミッチェル 著 鴻巣友季子 訳

1936年に出版された長編時代小説。アメリカ南部の大農園に生まれたスカーレット・オハラが、南北戦争の戦後まで逞しく生き抜く様子に勇気が湧く。新潮文庫

34歳の頃に読んだ『宇野千代 きもの手帖 お洒落しゃれても』 宇野千代 著

小説家の傍ら、きもののデザインを手掛け、雑誌を刊行するなど「きもの」と生きた筆者のエッセイ。おしゃれの流儀や縛られない発想にハッとする。二見書房

50歳の頃に読んだ『一〇五歳、死ねないのも困るのよ』 篠田桃紅 著

107歳で亡くなった筆者が105歳で書いたエッセイ。年齢との付き合い方や幸福な人生の過ごし方をストレートに指南し人間の弱さや面白さも解説する。幻冬舎

誰しも人生の傍に本の存在があるのではないでしょうか。

時に新しい扉を開き、背中を押し、心を癒してくれることも。素敵に年齢を重ねる13人の方々 ...[続きを読む]

『クウネル』2024年11月号掲載 写真/加藤新作、 取材・文/片岡えり

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