【ルームスタイリスト&整理収納アドバイザーの家_前編】47平米にふたり暮らし、整理と片付けで人生大逆転

あの家が片づいている理由。その秘訣や心がけていること。教えてもらったら、なるほど、取り入れてみたいことがこんなにありました。ルームスタイリスト・整理収納アドバイザーの安藤秀通さんを訪ねました。片付けのコツ、参考になるはずです。
47平米にふたり暮らし、整理と片付けで人生大逆転。
2019年年末に端を発した、未曽有の出来事が世界を変え、安藤秀通さんの生き方も変えました。
「ミュージアムショップの運営会社で商品制作などをしていましたが、コロナ禍で一変。仕事がなくなり自宅で在庫商品のネット販売をすることに。『自分は何がやりたいんだろう?』と自問自答の毎日。とりあえずものであふれた家の片づけでもしようかなと思ったものの全然うまくできなくて......」
そんなとき、近所で整理収納アドバイザー講座の開催を知り、参加します。
「講座の先生から『使いたいものを選んでますか?』と聞かれ、雷に打たれたような衝撃を受けました。その感覚がなかったことに気づいたんです。さらに『自分の人生に必要なものを選ぶと暮らしが変わっていきますよ』との言葉に、使いたいものを厳選するところから始めようと決心。パートナーと暮らす購入したばかりのマンションで、2ヵ月かけて家中のものを手にとり、選んでいきました」
「ものを片づけるのは、ひたすら自分と向き合う作業。ものが減りすっきりすることで、自分の気持ちも変化し『これを仕事にしよう!』と、人生で初めてやりたいことを自発的に決めました」

キッチン家電は木と相性のいい黒で統一。まな板や鍋敷きは吊るして。家電が置かれた棚の中には籠に食品や乾物などをストック。災害避難時のローリ ングストックとしても使用。

シンクの一番下の引き出しにはファイルケースを使って、食器類を立てて収納。取りやすさを重視。

100均の透明フックをコンロ横の壁に貼り、五徳を吊るして。コンロの掃除も格段にしやすくなったそう。
人生の舵を大きく切った安藤さん。
「パートナーから『いまが一番楽しそう』と言われるほど、毎日が充実して幸せです。自分が選んだ好きなものに囲まれて暮らすと、自分にとって必要なもの、大切なものが見えてくる。それまでは、パートナーと暮らしていることやマンションを購入したことも母にはなかなか言い出せなかったのに、自信を持って伝えることができました」

約30件の内見後に出合った築35年、47平米1LDKのマンションは2019年に購入。リフォーム済みだったが、暮らしやすくするため2ヵ月かけて余分な棚を外すなどし、ものの整理整頓を実行。
安藤さんのお家の様子は動画でもご覧になれます!
後編に続きます!
PROFILE

安藤秀通/あんどう・ひでみち
ルームスタイリスト・整理収納アドバイザー
“ひでまる”の愛称で、SNSを中心に発信し注目を集める。部屋作りの情報満載のルームツアーセミナーを自宅で開催し人気を博す。Instagram: @hidemaroom
『クウネル』2025年5月号掲載 写真/須藤敬一、取材・文/河田実紀