骨董市で出会う薬瓶と印判皿の使い方アイデアいろいろ。薬瓶は素敵な収納におすすめ

学芸大学の生活雑貨の店『MIGO LABO』の店主であり、フォトグラファーとしても活躍する、〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバー石黒美穂子さん。昨年、蚤の市で見つけたアンティークのガラスの器の記事でガラスの器のコレクションをご紹介しました。今回は蚤の市戦利品の薬瓶や印判のお皿など日々の生活で使っているプチ骨董コレクションのお披露目です。

骨董を日常使いに

骨董市で薬瓶や印判のお皿を少しづつ集めています。いずれも時代ははっきりしませんが昭和以前のもの。薬瓶は1個 ¥2,000前後、印判の小皿は一枚数百円程度の物もあり、比較的買いやすい価格なのも魅力です。どちらも古くても日常的に使え、大活躍しています。どんなふうに使っているか、私の活用方法をご紹介しますね。

フォルムに特徴のある薬瓶には食材の乾物などを収納しています。遮光性の高いアンバーカラーはなんとも言えない味があり、その佇まいに惹かれて、蚤の市に行くようになってから少しずつ買い集めたもの。

透明の薬瓶は中身がハッキリと見え標本のような雰囲気になるので色の綺麗なものを入れます。食材の収納には不可欠ですが、置き場所に限界があるので最近はぐっと我慢しています。先日も益子の骨董品屋で珍しい形の薬瓶を見つけましたがかなり高額だったこともあり、泣く泣く諦めました。

見やすく使いやすい薬瓶。残量が一目でわかるので便利です。

それぞれ蓋の形も微妙に違い愛おしくなります。

左からポップコーン、ローリエ、干しふのり。比較的早く食べきる物を入れるように心がけています。

だし昆布とキッチン掃除のメラミンスポンジ。
メラミンスポンジは使いやすい大きさにカットして入れておきます。

絵柄がユニークで素敵な印判の小皿

印判とは絵柄を転写する絵付けのことで、明治以降に広まった技法です。
気に入った絵柄があると購入して、普段使いしています。縁起の良い絵柄が多い印判ですが中には野球ボールなど当時の流行り物をモチーフにしたものもあり、珍しい絵柄のものはついつい手にしてしまいます。若干の個体差はありますが重ねやすく収納しやすいので一枚ずつ買い足して、楽しんでいます。

小皿は絵柄がわかりやすいので大人数の食事会の取り分け皿としても重宝します。

複数枚買うのはまれですが、深さのあるタイプは汁気のあるものにも使えると思い切って家族分購入。

お菓子の盛り付けにもぴったりな大きさ。
一枚数百円という価格帯の物も多い印判の小皿。

大きめのお皿も便利

また大きめの20cm程のお皿や鉢は和食にはもちろん、カレーライスや焼きそばを盛り付けるのにちょうど良いサイズ感で、我が家ではランチタイムに活躍しています。

価格も手頃な印判の器はアンティーク初心者でも手の出しやすいアイテム。街の骨董品屋さんや骨董市でお気に入りの絵柄を探してみて下さい。

雑穀ご飯&カレーライスの2種盛り。

星柄の絵柄が気に入っているお皿に焼きそば。

大きいサイズだと絵柄の面白さが際立ちます。

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この記事の
プレミアムメンバー

石黒美穂子

フォトグラファーとして女性誌、WEBなどで活躍。生活雑貨のセレクトショップ「MIGO LABO」(東急東横線・学芸大学駅)のディレクターも務める。
https://www.migolabo.com/
Instagram : @migolabo @ishiguromihoko

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