かっこいい70代!浅野順子さんのファッションスナップなど。ベージュのレイヤードカジュアル2style

シンプルな服なのに洒落てる。メンズ服もあの人が着るとエレガント。おしゃれ上手な人の服選びや着こなしはいったい何が違うのでしょう?マイスタイルを持つ中嶋美穂さん、浅野順子さんのスナップからヒントを見つけて。

style1/デザインディレクター・中嶋美穂 さん

柄×柄は同じトーンで揃える。/エイジングが楽しめる小物を相棒に。

「素材に味があるメンズっぽい服が私の定番。重く見えないように、ロールアップしたりスカーフを足したりして、抜け感を作るようにしています」。風合いのある天然素材の手織りコートとシャツ、紅茶染めのパンツは『イザベラステファネリ』。バッグはレザーに漆を施した本池大介氏の作品。

「時を重ねて味わいを増していくもの、ストーリーのあるものを合わせるのが好き。自分らしいバランスを探しながら、布や革がなじんでいく過程を楽しんでいます」

中嶋美穂/なかじま・みほ

60歳。デザイン会社や家具店勤務を経て結婚後は専業主婦に。夫の他界、息子の独立を経て50代後半で自身のファッションブランドを立ち上げる。今年から母親の介護のため地元の高知で暮らしており、次のプロジェクトを少しずつ準備中。

style2/画家・浅野順子さん

サングラスでピリリと辛口に。/ヘアとメイクはナチュラルに。

「ヴィンテージ感やクラフト感のある服が好き」という浅野さんの今季のお気に入りは『ジョンリンクス』の刺繍ジャケット。「服はその日の気分やひらめきで選びますが、バランスは大事。出かける前は靴まで映る鏡で必ず全身をチェックして、ヘアや小物を調整しています」。

アクセサリーはほぼつけず、ヘアもメイクもナチュラル。飾らないけど自由な遊び心は忘れない。そんなバランス感覚が、唯一無二のスタイルのベースになっているようです。

浅野順子/あさの・じゅんこ

74歳。日本とスウェーデンのダブル。60代を過ぎてから独学で絵画を描き始め、精力的に個展を開催するなど画家として活動。『ロエベ』のモデルに起用されるなどファッションアイコンとしても注目を集める。俳優の浅野忠信さんの母。

『クウネル』2025年3月号掲載 写真/上総毬椰(中嶋さん)、玉井俊行(浅野さん)、取材・文/吾妻枝里子、鈴木理恵

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浅野順子

1950年生まれ、神奈川県横浜市出身。日本とスウェーデンのダブル。独学で絵画を描き始め独特のスタイルで創作活動を続け、2013年63才で初個展【Junko Asano Exhibition】nuisance galerie以来個展を多数開催。現在もnew challenge進行中。

『クウネル』NO.131掲載

パリ・東京おしゃれスナップ187

  • 発売日 : 2025年1月20日
  • 価格 : 1080 (税込)

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