〈70代アーティスト片山優子さんの韓国旅〉話題の韓方ヘッドスパやおすすめカフェなどを紹介
11月中旬、初めての韓国ソウルへ訪れたアーティストの片山優子さん。4泊5日の旅程で、アートや食、個性派ホテルでの滞在を楽しみました。今回は、旅のメインイベントの一つ「韓方ヘッドスパ」のほか、おすすめカフェやショップをご紹介いただきます。
韓方ヘッドスパの名店『イ・ムンウォン』
『イ・ムンウォン(Lee Moon Won)』は、脱毛症治療の名医であるイ・ムンウォン先生が、検査と治療のほか、ヘッドスパなどを行っているクリニックです。
女子3人で行ってきました。12年近く通っている友人の紹介で、「スカルプコース 120分」を事前予約してもらっていました。料金は、295,000ウォン(日本円で約3万円)です。
宿泊しているホテルからタクシーで到着。閑静な住宅地の中にあり、手入れの行き届いたお庭を見ながら中に入ります。日本語が話せるスタッフさんもいて、皆さまでお出迎えしていただきました。
まず最初にマイクロスコープで頭皮の診断から。1cm角の範囲で頭皮を観察していきます。初めて見る自分の頭皮に驚いたり、頭皮の現状に納得したり、初めての経験でした。
次は2階に上がり、個室でヘッドスパの始まり。先ほどの頭皮の診断に基づいて、施術いただきます。
ヘッドスパのメニューは主に、頭皮のツボ押し→「スケーリング」という頭皮の皮脂改善→抗炎症剤配分の天然ヘアパック→高周波を当てて細胞の再生→スチーム→マッサージ。
気持ちのよさで、友人たちはウトウトとしていたらしいです。私は撮影していただきながらだったので、気持ちよさを感じながらも、しっかり体感することができました。
ヘッドスパ終了後は、頭皮に栄養を与えるシャンプー。その後サロンに移動して、ブローで完了です。
最後は、いよいよLee先生の診断。自身のヘアや日常のヘアケアについて話しながら、5年後、10年後の毛量や頭皮のためにどうすればいいか、具体的なアドバイスをしていただきます。
髪に対していつかの質問をしていただいた後、私へのアドバイス内容は「パーマは年2回までがいい」「シャンプー後、必ず頭皮を完全に乾かす」「髪の毛に負担がかかる三つ編みやくくることは極力避ける」などなど。
他にもたくさんあったのですが、加齢による毛量の事などプライベートということでご想像にお任せします。診断結果が書かれたカルテも作っていただきました。
院内には薬剤調合室があって、育毛剤スプレーや炎症保湿塗り薬など、それぞれに適した内容で処方していただきます。もちろん日常で使うシャンプーなども購入できます。
Lee先生を囲んで記念撮影。12時に入って、3人分だったからか16時前になっていました。次回はもっと時間に余裕を持って伺いたいと思います。
いただいたガイドブックを帰国後に読んでいると、今回の体験が5年後、10年後の髪に大切だったか改めて感じています。
韓方ヘッドスパ『イ・ムンウォン』
住:ソウル市江南区清潭洞37-11
https://jap.leemoonwon.com/jap/program/s03.html
モダンな白磁を取り扱う器店『日常餘百』
店名通り、“日常使い”に相応しい伝統的な白磁をはじめ、幅広い作家さんの器を取り扱うお店。陶磁器はやさしく、エレガントで美しい。
でもそれ以上に気になったのが、陶磁器をキュートに包んでいる形や生地です。リネンで包むと、しっかりと生地は立つらしい。
包み方は違うと思うけれど、日本の風呂敷にも共通点を感じます。
少し歩いて、近隣のカフェ『イドリム(LEEDORIM)』で休憩。
入店するまで、期待感を仰ぐ道のりが面白い!中には大きな岩山に自然の苔。空気の流れを洗浄しているらしいです。
空間に余裕のある感じがいいなと思いました。
日常餘百(イルサンヨベック)
住:ソウル特別市鍾路区紫霞門路17ギル12-15
Instagram:@ilsangyeoback
韓屋をリノベしたベーカリーカフェ『Cafe Onion』
韓屋(ハノク)をリノベーションした、伝統とモダンが融合する建物が特徴の『Cafe Onion』。こちらは、3号店である安国店です。広いイートインスペースもありましたが混み合っていたので、今回はテイクアウトにしました。
こちらのお店だけではなく、朝食を食べにパン屋さんに行くと、人気店は行列ができています。パンの種類の多さ、パンの見た目も素晴らしい。そしておいしい。
こちらは、看板メニューのパンドール。
空間を楽しむことができて、パンのメニューも豊富。私が勝手に想像していた韓国のイメージと大きく違っていとても楽しめました。
テイクアウトしたパンを持って、近隣を散策しました。この周辺は、伝統的な建築様式の韓屋(ハノク)がたくさん残っている地区。ぜひ合わせて楽しんでくださいね。
Cafe Onion 安国店
住:ソウル特別市鐘路区桂洞146-1
Instagram:@cafe.onion
アンティーク好き必見の『踏十里古美術通り』
韓国の古美術商街というビルに連れて行ってもらいました。全5つのビルの中に200店ほどが集結し、廊下まで所狭しとアンティークや美術品などが置かれています。
古美術商街には、ポジャギ(韓国の伝統的な手仕事で、大きさや色の異なるハギレを縫い合わせて作られた布)に触れたくてやってきました。
アンティークと現代ものでは、価格ももちろん違いますが、しっかり技術は受け継がれていると感じます。
李朝家具など、工芸品や美術品がずらり。
また、韓国料理で欠かせないスッカラ。お店で手作りし、きれいに磨かれて売られています。
気になったのがウィッグ。昔、韓国では高貴な夫人は毛量が多いとされていたらしい!
踏十里古美術通り
住:ソウル特別市東大門区踏十里洞, 長安坪古美術商店街・踏十里古美術商店街
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この記事の
プレミアムメンバー
片山優子
ボタンを用いて、想像を超えるコンテンポラリーアートジュエリーを制作するアーティスト。さまざまな年代と背景のボタンを用い、新たに愛と想いを吹き込むことで力強くも美しい作品を生み出す。CHANEL「ベストサヴォアフェール」にも選ばれた経歴を持ち、国内外でも注目を集めて幅広く活動している。
Instagram:@yuukokatayama