hal後藤由紀子さん 大人こそ身に着けたい「好印象」の作り方

静岡・沼津で暮らしの道具の店『hal(ハル)』を営む後藤由紀子さん。50代ならではの装い、台所の工夫、人付き合いのコツなど、暮らしにまつわるさまざまなことを紹介した著書を多数出版しています。日々の生活から生まれるアイデアや気づきは素直で等身大。多くのファンの心をつかんでいます。そんな後藤さんの暮らしのエッセイをお届けします。
今回は、新生活が始まる人にもぴったりな「印象的な人になるワンポイント」を教えてもらいました。
「どこか品がある人」に憧れます。
新年度になりましたね。
学校に入学したり職場が変わったりと、新しい生活が始まったという人も多いのではないでしょうか。
環境が変わって、初対面の人と会ったりお話ししたりする機会もあるかもしれませんね。
相手に与える印象ってとても大切なもの。
容姿や身に着けているものだけでなく、その人自身が持つ雰囲気や所作、話し方などで、印象はずいぶん変わる気がします。
私のまわりには素敵な女友達が何人もいて、いつも彼女たちをお手本にしています。
物腰がやわらかく、人の話をきちんと聞くところ。
どこか品があって、相手に寄りそう余裕があるところ。
思いやりがあり、誰に対しても態度が変わらないところ。
姿勢がよく、自分に似合うものをよく知っているところ。
などなど……。
どれも当たり前で簡単なことのように思えるかもしれません。でも、意外と難しいものです。
とくに歳を重ねると、意固地になったり無神経になったりしてしまうことも。
大人世代こそ、おしゃれやメイクに加えて、心も美人でいたいものです。
今日からできる「好印象」の作り方。
私が実践していることをいくつかご紹介します。
美容院は月に一度。毛先を切りそろえるだけでも、シャンとした気持ちになります。
爪は短く切りそろえて透明のマニキュアを。安価なものでも指先がきれいだと上がります。ハンドクリームをこまめに塗って保湿するのも忘れずに。
歯医者さんにも定期的に通ってメンテナンスをしています。
洋服はアイロン要らずの自然素材のものが多いですが、靴はきれいにすることを心がけています。
それから、生活音がうるさくならないようにするのも気を付けています。
話すときの音量は相手やTPOに合わせる、バタバタと歩かない、スーパーのかごをガシャンと戻さない、など。
また、誰かとおしゃべりするときも、通り道の邪魔にならないか気を付けるようにしています。
それも含めて、視野を広げること、も大事ですね。
さらに、おせっかいすぎることも要注意。
とくに若い人相手には老婆心であれこれ口を出したくなりますが、自分が若かったときならどう思うかな、とひと呼吸おいて考えるようにしています。
素敵な大人になるべく、私もまだまだ鍛錬中です。
一緒に「大人の好印象」目指してみませんか?
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この記事の
プレミアムメンバー

後藤由紀子
静岡・沼津で器と雑貨の店『hal』を営む。近著に『雑貨と私』(サンクチュアリ・パブリッシング)。ママ向けオンラインコミュニティ「ママカレ」(小田急電鉄)で講師を務めるほか、YouTube「後藤由紀子と申します。」も好評。voicy:ささやき女将のごきげんRadioも2022年よりスタート。
Instagram:@gotoyukikodesu、@halnumazu