【マチュア世代の自由なひとり暮らし】イラストレーター・平松昭子さん 自分自身の心地よさを大切にした素敵空間。

イームズ ギャラリ−1950 水色タイル 丸テーブル 名作チェア

息子の結婚・独立を機に、ほぼ初めての一人暮らしを楽しんでいる平松昭子さん。「仕事に集中できるようになり、作品のクオリティが上がった」といいます。自分が心地良いと思う感覚に従い、少しずつ模様替えを重ねたという住まいをご紹介します。

ピンクの色壁が愛らしい戸建てに、16歳の愛犬ゴローと暮らす平松昭子さん。

イームズ ギャラリ−1950 水色タイル 丸テーブル 名作チェア
水色のタイルが可愛らしいキッチンの主役は、イームズの丸テーブルとカ ラフルな名作チェア。

「イームズの家具はすべて『ギャラリー1950』で購入したヴィンテージ。リプロダクトのものは、やっぱりどこか違和感があるんです。家で仕事をしているので、本物の家具やアートに囲まれていることで、自分の作品も磨かれていくように感じます」

日本舞踊を嗜む平松昭子さんの代表的な作品は、ポップなイラストを掛け軸に仕立てたもの。部屋のあちこちに飾られた掛け軸は、イームズやイサムノグチなどのモダンな家具と、不思議とマッチしていて素敵です。

イサムノグチ ガラステーブル 子供部屋改造
息子の部屋だった6畳ほどのスペースをリビングに模様替え。ここ で打ち合わせをすることも。ガラスのテーブルは「イサムノグチ」。
イサムノグチ 掛け軸 和モダン ヴィンテージチェスト
ホテルの部屋をイメージしたという寝室。対で置いたヴィンテージ のチェストと「イサムノグチ」の灯り、掛け軸が和モダンな印象。
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「いろんなテイストが好きなので、インテリアはあまり型にはめたくないんです。ベージュ一色でまとめるというよりは、バランスを見て差し色でピンクを入れてみたり……イラストを描く感覚に似てるかもしれませんね」

インテリアのヒントは海外のインスタグラムやピンタレストから。自身のブログやインスタグラムでも、インテリアと合わせた作品のディスプレイを発信しており、海外のフォロワーからの反響も多いのだそう。

和洋ミックス 仕事スペース  日当たり良好
陽当たりのいい仕事スペース。自身の作品のほか、飾り棚には、お気に入りのアーティストの作品や季節の草花を好きなバランスで。

「和と洋、伝統とポップをミックスした提案がしたいし、作品のバリエーションも増やしていきたい。息子が家を出て最初の頃は寂しくて仕方なかったのですが、今は忙しくて寂しいと思う暇がなくなりました。これから先は、自分自身の心地よさを大切にしていきたいです」

写真/目黒智子 文/吾妻枝里子 再編集/久保田千晴

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