『スタインウェイ&サンズ東京』の気持ちいい空間で、気軽にクラシックを

スタインウェイ&サンズ東京のショールームの内観

世界屈指のピアノメーカーとして有名なスタインウェイの国内唯一の直営店『スタインウェイ&サンズ東京』。北青山の「ののあおやま」にあるショールームは、明るくて気持ちのいいスペースです。
同社のグランドピアノが、一面ガラス張りの開放的な空間にゆったり並んでいて試弾もでき、もちろん購入も可能。

贅沢に、でも身近にピアノの生演奏に触れられる!

『スタインウェイ&サンズ東京』の外観はガラス張りで緑豊か

そんなショールーム内で、クラシックの生演奏を聴けるカジュアルなピアノコンサートがときどき開かれていることをキャッチ!

スタインウェイ&サンズ東京のショールームの内観
東京・北青山のオアシス、ののあおやまにあるショールーム。

都心にめずらしい豊かな緑「ののもり」を望むこのスペースでは、10席~15席規模のミニコンサートが。奥に位置する音響が完備された小ホールでは30名ほど収容のコンサートが。

スタインウェイ&サンズ東京がプロデュースするこのコンサート、通常のコンサートホールよりもアプローチが気軽にできるにも関わらず、スタインウェイのピアノの音色を間近で堪能することができます。

手始めにと、10月なかばに開かれた朝のミニコンサート、「モーニングクラシック」にうかがってきました。

表参道で楽しむ朝のコンサートはクラシックの癒しが凝縮

クラシックピアノを聴く心地よい一日のスタート、そんな朝を実践しているひとは多いかもしれませんが、ピアニストの生演奏で……というのはあまりない機会でしょう。

今回の演奏は東京藝術大学 音楽研究科博士課程在籍中で、ソリストとしての演奏活動も行う髙井玄樹さん。

東京藝術大学 音楽研究科博士課程在籍中で、ソリストとしての演奏活動も行う髙井玄樹さんがピアノを弾いている様子

スタートは10:30。

メンデルスゾーンから始まり、ショパンのノクターン 第20番嬰ハ短調 遺作からドビュッシーのアラベスク第1番へと移行……。演目はすべてピアニスト自身がプログラム。夜から目覚め、そして前向きに1日を踏み出すイメージを音楽で描き出しているようで、素直に心に入ります。

著名な作曲家の有名曲ばかりではなく、スペインやベルギーの作曲家の曲が入っているなど、個性やこだわりを感じます。

自動演奏機能付きSPIRIOの鍵盤
自動演奏機能付きSPIRIOで演奏。

ステージを見上げるのではなくフラットなショールームで、さらに前方の席に座れば演奏家の鍵盤のタッチやペダリングまで見えてしまう臨場感はなかなか。

髙井さんのクリーンで温もりあるピアノ演奏、楽器ばかりでなくこのスペース独特の音響も加わって包まれるような心地よさが続き……40分ほどの演奏が終了。

優雅な時間が送れて、新進気鋭のピアニストの演奏にじかに触れるという体験もできました。ちなみに入場料は1000円! 

コンサート予定のチェックはまめに

モーニングクラシック、もう少し時間の短いランチタイムミニコンサート、そしてホールでのリサイタルスタイルなど様々なイベントが催されており、最新の開催予定はホームページに掲載されています。すぐに予約でうまることも多いので、まめにチェックして、予約はお早目に。

次なるチャンスとして紹介したいのは、12月16日の片田愛理さんのピアノリサイタル。

ピアノがステージに一台置かれていて客席にはたくさんの椅子が並んでいる
会場となるショールーム内の小ホール。

2021年ヴィオッティ国際音楽コンクールで最高位に輝き、ウィーンと日本を拠点に活躍する片田さんが、ウィーンを彩った作曲家たちの名曲を奏でます。

モーニング?ランチ?リサイタル?
様々な種類のピアノコンサートを身近に愉しみ、上質な音楽に憩う『スタインウェイ&サンズ東京』でのひととき、ぜひ一度体験してみてください。

取材・文/原千香子

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